
SMMは亜鉛事業で国際競争に打ち勝つため、2002年の三井金属鉱業株式会社と事業提携により、エム・エスジンク株式会社を設立し、原料購入から販売までの一貫した共同体制を構築しています。エム・エスジンク株式会社から生産委託を受けて亜鉛・鉛の製錬を行っている当事業所は、イギリスのISP社(Imperial Smelting Processes Ltd.)が開発した亜鉛と鉛を同時に製錬する画期的なISP製錬法を日本で初めて技術導入して、1966年に東播磨工業地帯に竣工しました。京阪神という消費地に近い立地条件をメリットに、優れた稼動実績を誇っています。
亜鉛精鉱
(Red Dog Mine:USA)
海外で産出された鉱石を輸入しています。輸入元は、亜鉛鉱が主にオーストラリア、鉛鉱はアメリカ・カナダなどです。
写真左:酸化亜鉛焼鉱
写真右:酸化亜鉛団鉱
播磨事業所では四阪工場で生産されたリサイクル原料を使用することにより、原料全体に占めるリサイクル原料の割合が約3割を占めています。
輸入された亜鉛鉱・鉛鉱や、酸化亜鉛(四阪焼鉱)を、精鉱ヤード内のホッパーで溶剤を用いて調合します。
調合された原料を焼結機で酸化焼結します。焼結機で発生するガスは硫酸工場に送られ、硫酸となって出荷されます。
熱風を吹き込んで燃料のコークスを燃やすことにより、亜鉛を還元揮発させます。鉛は熔鉱炉下部より粗鉛として回収されます。
熔鉱炉内で揮発し金属蒸気となった亜鉛はコンデンサーへ送られ、溶融鉛の液滴により捕捉されます。捕捉された亜鉛は冷却桶での溶融鉛の分離を経て、亜鉛として回収されます。
亜鉛や鉛は鋳造機でインゴットとなって出荷されます。
粗鉛は電解精製により高純度の鉛となります。
鉄塔、ガードレールなどの構造物めっきなど
亜鉛めっき鋼板など
バッテリー、ケーブル被覆など
透明電極(ITO)、化合物半導体など