製錬事業

世界トップクラスの製錬技術で、鉱物から高品質な金属を生みだす。それが住友金属鉱山の製錬事業。インフラから電子材料までのあらゆる分野で活躍する銅や、ステンレスや特殊鋼に加工されるニッケル、宝飾分野に加え、エレクトロニクスの素材としても使われる金など、社会を支える金属を私たちは供給し続けています。

SMMの製錬事業が持つ強み

HPAL技術を用いた低品位ニッケル鉱石の活用

タガニートHPALプラント全景

フィリピンのCBNCにおいて、世界の同業他社に先駆けて、HPAL技術を用いた低品位のニッケル酸化鉱からのニッケル中間物の商業生産に成功しました。低品位ニッケル酸化鉱の資源化は、限りあるニッケル資源の有効利用とコスト競争力のあるニッケル原料の安定供給を可能にします。

2005年にCBNCで商業化が達成されたHPAL技術は、10年以上の操業の経験によって磨きをかけられ、タガニートの第2HPAL建設に活かされました。

また、HPAL技術の知見や経験は研究開発部門にフィードバックされ、当該部門では蓄積されたデータ、知見を活用して、多面的なアプローチでの技術開発を可能にしています。これにより、他社の追随を許さない高いニッケルの生産技術およびコスト競争力を実現しています。

コスト競争力の高い製錬所

東予工場全景

当社の主力製錬所である東予工場では、40年以上の操業を通じた生産効率の改善施策により、またニッケル製錬ではHPAL技術とニッケル工場のMCLEプロセスの組み合わせによって、世界でもトップクラスのコスト競争力を有しており、安定操業による収益機会の最大化を図っています。

一方、長年にわたり築き上げてきた製錬技術を生かした設備の自動化を推進するとともに、各事業所に蓄積した高度なオペレーション技術をグループ内技術者同士の人的交流を通じて共有することで技術力の維持、向上に取り組んでいます。

MCLE:Matte Chlorine Leach Electrowinning

マット塩素浸出電解採取の略
当社ニッケル工場で採用されている製造プロセスで、ニッケルマットおよびMSを塩素に溶解し、その塩化ニッケルの溶液から直接メタルを電解採取する方法です。他の製法と比較し、コスト競争力が高いですが操業技術が難しく、類似した技術で商業化している生産者は当社以外には世界で2社しかありません。

地域社会との共存

NAC社とCBNC協働で行なった地域住民への
無料診察プログラム

ステークホルダーと対話を行ないながら、地域社会のニーズや関心に耳を傾け、地域社会と調和した製錬所の運営および製品の安定供給に努めています。

製錬所の排水処理、粉じんの低減、プロセスで発生する残渣の安全な貯蔵など責任ある環境管理を行なうことで地球環境の保全に努めています。

PAGE TOP
PAGE TOP