重点課題と特定プロセス

SMMグループの重点課題の特定

SMMグループが重点的に取り組む課題について、「2020年のありたい姿」とともに2015年に下記のプロセスを通じて全面的に見直しを行ないました。具体的な見直しの手順については、国際統合報告フレームワーク(IIRCガイドライン)およびGRIサステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第4版(G4)に従い進めました。

Step1 サステナビリティ課題の特定(2014年6月)

持続可能な社会の形成に好影響もしくは悪影響を与えるさまざまな課題をサステナビリティ課題として抽出しました。抽出にあたっては、右のガイドラインを中心に102の課題を洗い出した後、共通性質ごとに概括し、最終的に58項目のサステナビリティ課題を特定しました。

参考にしたガイドライン

  • GRIサステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第4版(G4)の側面
  • ISO26000の課題
  • ICMMの基本原則とポジションステートメント
  • 国連グローバル・コンパクトの10原則
  • DJSIなどの企業評価における項目

Step2 重要性の評価と重点課題の特定(2014年7月~8月)

重点課題

課題の評価にあたっては、ステークホルダーにおける重要性とSMMグループのビジネスにおける重要性の2軸で評価し、両者にとって重要であり、かつ現状に増して取り組みを強化するべき26項目を重点課題として特定しました。

重要性の評価の主な視点

ステークホルダーにおける重要性
  • ステークホルダーの直接的権利への影響度
  • ステークホルダーからの意見
  • SMMグループや所属団体、業界への要請
  • 操業地域における社会的課題とその大きさ
  • 事業を通じて及ぼし得るマイナスの影響もしくはプラスの影響の大きさ
SMMグループのビジネスにおける重要性
  • Social License to Operate(社会的操業許可)への影響度
  • 経営方針および経営戦略との関連度
  • 国際的な社会規範や業界ルール
  • 将来に向けた収益の機会や競争力の源泉

Step3 「2020年のありたい姿」改正案とKPIの検討(2014年9月~11月)

特定された重点課題をCSR推進の重点6分野に分類、整理したうえで当社グループとしてこれらの重点課題へ取り組むアプローチ方法や目標と整合したSMMグループのありたい姿改正案を策定しました。
また、「2020年のありたい姿」の達成度を評価するために具体的目標とKPIを特定しました。

Step4 妥当性の確認(2014年12月~2015年3月)

検討された重点課題、「2020年のありたい姿」、具体的目標、KPIのそれぞれについて、経営方針や事業戦略との整合性の検証を中心に、会長、社長および全経営執行役の24名が参加し15時間に及ぶ議論を行ないました。また、そこから導き出された最終案についてCSR委員会での確認、取締役会での決議によって妥当性の確認が行なわれました。

SMMグループが特定した重点課題

資源の有効活用

  •   1. 未利用資源(低品位鉱、難処理鉱等)の活用

  •   2. 副産物の用途開発と有効利用

  •   3. 新規資源の探索と開発

環境保全

  •   4. 自社事業所における省エネルギー

  •   5. 環境負荷低減に資する製品・技術の開発

  •   6. 自然保護地域の尊重

  •   7. 操業地域における生態系の保全・修復

  •   8. 化学物質の大気・水域・土壌への排出抑制(出資先、サプライチェーン含む)

  •   9. 化学物質の排出量・移動量の削減

  • 10. 廃棄物の管理

地域貢献・社会貢献

  • 11. コミュニティ投資

  • 12. 現地雇用

  • 13. 現地調達

  • 14. パートナーシップの活用

  • 15. 閉山管理・対応

  • 16. 激甚災害被災地の復興支援

人権・人材の尊重

  • 17. 人材育成

  • 18. 多様性/機会均等

  • 19. 従業員の人権保護

  • 20. サプライチェーンを通じた人権侵害への関与の回避

  • 21. 先住民の権利の尊重

安全・衛生の確保

  • 22. 安全の確保

  • 23. 衛生の確保

ステークホルダーとのコミュニケーション

  • 24. 地域コミュニティとのエンゲージメント

  • 25. 従業員エンゲージメント

  • 26. 株主・投資家とのコミュニケーション

バウンダリーについて

重点課題の特定のプロセスの中で検証した結果、バウンダリーを次のように定めました。これ以外の側面のバウンダリーはSMMグループ(対象範囲はP1に記載)と定めました。

SMMグループおよびサプライヤー
  • 側面:〈環境〉大気への排出(重点課題の8)
  • 側面:〈環境〉排水および廃棄物(重点課題の8)
サプライヤー
  • 側面:〈人権〉サプライヤーの人権評価(重点課題の20)
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