11の重要課題とありたい姿
- 重要課題 1.非鉄金属資源の有効活用
- 重要課題 2.気候変動
- 重要課題 3.重大環境事故/4.生物多様性
- 重要課題 5.従業員の安全・衛生
- 重要課題 6.多様な人材/7.人材の育成と活躍
- 重要課題 8.ステークホルダーとの対話
- 重要課題 9.地域社会との共存共栄
- 重要課題 10.先住民の権利
- 重要課題 11.サプライチェーンにおける人権
重要課題 1.非鉄金属資源の有効活用
当社グループは、天然資源の採掘から高機能材料の生産までを行い、その過程で扱う非鉄金属素材も多岐にわたります。技術的課題等で今まで利用できなかった資源の活用やリサイクル技術開発等を通じて有限な非鉄金属資源を無駄なく、より有効に活用することへのチャレンジは、当社グループの責務であると考えています。
ありたい姿とKPI指標および目標
高い技術力で資源を生み出す企業
- 非鉄金属を安定して社会へ供給する企業
- 産学官と連携したオープンな技術開発で、不純物を有効活用して社会に貢献する企業
- 非鉄金属の循環システムの構築と維持に貢献する企業
- 社会課題の解決に貢献する高機能材料の開発・供給を行う企業
KPI指標 | 目標 |
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銅鉱山プロジェクトの推進 |
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新規優良銅金資源の獲得 |
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新技術導入による生産性改善 |
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Ni鉱プロジェクトの推進と生産性の改善 |
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鉱山や製錬工程で発生する不純物を分離、固定、有用化する技術の開発 |
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未利用非鉄金属資源の有用化技術の開発 |
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難処理資源からの非鉄金属回収 |
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車載二次電池リサイクル技術の実証と事業化 |
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自社の強みを活かし社会に貢献する新製品・新事業の創出 |
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自社原料保有による有利・安定調達 |
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有利な自社ニッケル原料の安定調達による、低コスト電池正極材の販売拡大 |
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重要課題 2.気候変動
社会から企業に対する温室効果ガス(Greenhouse Gas: GHG)削減の要請は非常に高く、また気候変動による事業リスクも増大しています。一方、当社グループが生産する電動車向け二次電池材料や近赤外線吸収材料CWO®といった低炭素負荷製品の社会への安定供給によりGHG排出量削減への貢献が期待されます。
ありたい姿とKPI指標および目標
温室効果ガス(GHG)排出量ゼロに向け、排出量削減とともに低炭素負荷製品の安定供給を含めた気候変動対策に積極的に取り組んでいる企業
KPI指標 | 目標 |
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GHG排出量の削減 |
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見直し中
重要課題 3.重大環境事故/4.生物多様性
当社グループは、資源開発や化学物質の使用等に際し、自然環境に悪影響を与えるリスクがあることを認識しています。重大な環境事故を起こさないことに加え、日々の操業管理においても水使用の合理化を含めた環境影響を最小限に抑え、生物多様性の保全に努めることは、事業継続の大前提であると認識しています。
ありたい姿とKPI指標および目標
水資源や生物多様性を大切にして海や陸の豊かさを守っている企業
KPI指標 | 目標 |
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重大環境事故 ゼロ |
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有害物質排出量低減(対前年) |
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重要課題 5.従業員の安全・衛生
業務に起因する災害、疾病を防ぎ安全安心かつ快適な職場環境の維持・改善に努めることは、経営の責務であるとともに従業員のモチベーションと生産性の向上につながります。当社グループは職制による管理を基本として、設備の本質安全化や安全教育等を通じ従業員の安全・衛生の確保に努めています。
ありたい姿とKPI指標および目標
快適な職場環境、安全化された設備と作業のもと、すべての従業員が、ともに安全を最優先して仕事をしている企業
KPI指標 | 目標 |
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労働災害の発生防止 |
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業務上疾病の発生防止 |
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重要課題 6.多様な人材/7.人材の育成と活躍
当社グループの成長の源泉は従業員です。個性と多様性を尊重し、皆がそれぞれの強みを発揮し、活き活きと活躍できる「自由闊達な組織風土」を当社グループは目指しています。ビジネスのグローバル化やDXの急速な進展等により、専門性を背景として自ら考え行動できる人材を育成することが経営上の課題です。
ありたい姿とKPI指標および目標
すべての従業員が活き活きと働く企業
- 従業員一人ひとりの人間性を尊重し、 従業員が誇り・やりがい・働く喜びを持てる企業
- 従業員一人ひとりに能力向上の機会を提供し、従業員とともに成長する企業
KPI指標 | 目標 |
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働き方改革の推進とデジタルテクノロジー等を活用した、多様な人材が活躍できる職場づくり |
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従業員の心身の健康づくりの支援 |
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従業員ニーズ・業務ニーズを考慮した能力向上、機会の多様化 |
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重要課題 8.ステークホルダーとの対話
当社グループは、社会的操業許可を得ることを事業継続の大前提としています。そのためには、可能な限り情報開示を進め透明性を高めるとともに、地域社会をはじめとするステークホルダーとの継続的な対話によって相互理解を深め、信頼関係を築くことが重要であると認識しています。特に開発によって先住民の方々の生活に影響が及ぶおそれのある場合は、開発に先立ち、文化や伝統や歴史を十分に理解し対話を重ねます。そのうえで、開発による影響が回避されるよう慎重に進める必要があります。
ありたい姿とKPI指標および目標
「世界の非鉄リーダー」であると理解され、共感される企業
KPI指標 | 目標 |
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従業員への当社グループブランドの浸透 |
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「世界の非鉄リーダー」レベルの情報発信および対話の質と量の確保 |
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目指している「世界の非鉄リーダー」としての認知・理解の向上および共感を得ている |
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重要課題 9.地域社会との共存共栄
当社グループは、社会的操業許可を得ることを事業継続の大前提としています。そのためには、可能な限り情報開示を進め透明性を高めるとともに、地域社会をはじめとするステークホルダーとの継続的な対話によって相互理解を深め、信頼関係を築くことが重要であると認識しています。特に開発によって先住民の方々の生活に影響が及ぶおそれのある場合は、開発に先立ち、文化や伝統や歴史を十分に理解し対話を重ねます。そのうえで、開発による影響が回避されるよう慎重に進める必要があります。
ありたい姿とKPI指標および目標
地域社会の一員として地域の発展に貢献し信頼を得る企業
KPI指標:対話と連携に基づく地域社会への参画 | 目標:地域社会との対話を通じて、地域の課題を正確に把握し、以下の施策を実行 |
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従業員参加型の地域支援 |
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現地雇用・現地調達 |
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次世代育成への支援 |
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障がい者・高齢者への支援 |
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災害時支援 |
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重要課題 10.先住民の権利
当社グループは、社会的操業許可を得ることを事業継続の大前提としています。そのためには、可能な限り情報開示を進め透明性を高めるとともに、地域社会をはじめとするステークホルダーとの継続的な対話によって相互理解を深め、信頼関係を築くことが重要であると認識しています。特に開発によって先住民の方々の生活に影響が及ぶおそれのある場合は、開発に先立ち、文化や伝統や歴史を十分に理解し対話を重ねます。そのうえで、開発による影響が回避されるよう慎重に進める必要があります。
ありたい姿とKPI指標および目標
先住民の伝統と文化を理解し尊重する企業
KPI指標 | 目標 |
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先住民や先住民の伝統と文化の理解 |
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先住民の伝統と文化の尊重につながる取り組みへの支援 |
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重要課題 11.サプライチェーンにおける人権
「ビジネスと人権」の観点から自社が関わるサプライチェーン全体における人権侵害防止へ強く取り組む要請が高まっています。当社グループの事業活動により、広範なサプライチェーンにおいて人権への負の影響をもたらすことのないよう、取引先と協働し持続可能なサプライチェーンの構築に取り組む必要があります。
ありたい姿とKPI指標および目標
サプライチェーン全体でサステナビリティ調達(Sustainable Procurement)に取り組んでいる企業
KPI指標 | 目標 |
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サステナビリティ調達、特に責任ある鉱物調達の推進 |
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