愛媛県東部の臨海部には、当社の主要工場が立地しています。
すぐそばには江戸時代に操業を開始し、住友グループが運営を行ってきた別子銅山の跡があります。
東予工場は別子銅山の歴史を受け継ぎ、銅の製錬を続けています。
「環境にやさしい、クリーンな製錬所」を操業開始以来、理念として掲げてきました。

愛媛県西条市から新居浜市にかけて立地しており、1971年(昭和46年)に操業を開始しました。銅の製錬はもともと別子銅山の周辺で行われていましたが、1905年(明治38年)に四阪島製錬所(愛媛県今治市)に移転しました。
その後、高度経済成長期に銅需要が急増したため、あらたに最新鋭のプラントとして稼動したのが東予工場です。生産能力はいまや世界トップクラスの水準を誇ります。

銅鉱山では、銅品位1%弱の鉱石を採掘し、これを30%まで濃縮した「銅精鉱」を生産します。当社はその「銅精鉱」を購入し、東予工場で処理します。

銅精鉱には銅以外に、硫黄と鉄が多く含まれています。銅精鉱を自溶炉・転炉で熔解する過程で酸化物として硫黄(最終製品は硫酸)、鉄(最終製品は銅スラグ)を回収します。

銅は鋳造機で、一度モールド(型枠)で鋳造されて「精製アノード」になり、次の電解工程に送られます。

電解工程では、銅の特性を利用して、前工程で鋳造された「精製アノード」と種板を槽に装入し、直流電流を流して純度99.99%の銅を製造します。
約1週間から10日で製品の電気銅ができあがります。板の状態で、電線メーカーなどのお客様のもとへ運ばれていきます。