金について(ポゴ鉱山)

SMMとメタルのちから ー金と鉱山プロジェクトー

人類がはじめて金を手にしたのは、約6000年前と言われています。
それ以来、その輝きは人々を魅了し続けてきました。
当社では現在、国内では菱刈鉱山、また海外ではポゴ鉱山で金の採掘を行っています。
特にポゴ鉱山は2009年7月に住友グループが全ての権益を取得し、当社自ら操業を行っています。

念願の海外鉱山操業を実現。ポゴ鉱山

ポゴ鉱山は、アラスカ州第2の都市フェアバンクスから車で約3時間の地にあります。ここは当社が探鉱段階から共同プロジェクトに参画し、開発を行った金鉱山です。2009年7月に当社が権益を追加取得し、当社の手による操業を開始しました。

操業に至るまでの長い道程

ポゴの鉱床は1995年に、広大なアラスカの大地の中から発見されました。しかしその後のアラスカでの鉱山開発の道程には、多くの困難がありました。道路が無いポゴ鉱山への重機の搬送路となるウィンター・ロードの造成、そして環境に配慮した鉱山の設計。アラスカは大自然の宝庫であることから、最高レベルの環境対策が求められます。こういった問題を一つ一つクリアし、鉱床発見から11年後の2006年、ポゴ鉱山は操業を開始しました。

自社による操業

アラスカは極寒の地であり、また非常に厳しい環境規制があったことなどから、ポゴ鉱山の運営は同州で他の鉱山を運営しているテック社と共同で行っていました。しかし2009年4月、テック社からポゴ鉱山の権益を売りたいとの申し入れがありました。当社では慎重に検討を行った結果、自分たちの手で操業することができると判断し、7月7日、自社の手による海外鉱山の運営が実現したのです。

次の海外鉱山開発への足がかりに

ポゴ鉱山の操業権を取得後、当社スタッフを新たに現地に派遣しました。これは海外鉱山操業のノウハウを蓄積する貴重な機会です。資源確保競争が激化するなか、有望な鉱山の権益を確保することは、持続的な成長を指向する当社にとってますます重要性を帯びてきています。当社ではポゴ鉱山での経験を礎に、自ら操業する鉱山や製錬所をさらに増やし、日本の主要産業を支える資源の確保に貢献することをめざします。

COLUMN:ストーンボーイ・プロジェクト

ポゴ鉱山の探鉱活動は、1991年に「ストーンボーイ・プロジェクト」として、四国の大きさに匹敵する16,000㎡の鉱区を対象に、当社を含む4社が参加してスタートしました。当初、主要なターゲットは亜鉛としていましたが、思わしい結果が出ず、2社がプロジェクトを離れました。その後、残る2社で金をターゲットとして探鉱を続けたところ、良好な結果が出ました。
そして、パートナーの会社は探鉱が専門だったことから当社が権益を譲り受け、1995年12月の「アラスカで優良な金鉱脈発見」という発表に至ったのです。
ポゴ鉱区には、前述のとおり広大なエリアがありますが、現在開発されている地域はごくわずかです。当社ではさらなる金鉱床の発見をめざして、探鉱活動を続けています。