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株主のみなさまへ

株主のみなさまには日頃より、住友金属鉱山株式会社の事業活動に対し格別のご支援をいただきまして、誠にありがとうございます。

第92期連結決算の概要について

当期の世界経済は、イギリスのEU離脱の動きなどにより不透明感が高まったものの、全体としては大きな減速はなく緩やかな回復を継続しました。為替相場は、米国大統領選挙後一時的に円安が進行したものの、前期に比べると円高傾向となりました。

非鉄金属価格については、金価格は上昇しましたが、ニッケルおよび銅価格は中国経済の減速懸念などから前期に比べ下落しました。

材料事業では、車載向け電池材料の需要が増加し、スマートフォン向けなどの部材もおおむね堅調な販売環境が継続しました。

このような状況のなか、当期の売上高は、電気銅の販売数量の増加がありましたが、ニッケルおよび銅価格の下落と円高の影響により、前期比8%減少し7,861億円となりました。

営業利益は、当年度途中から年度末にかけての円安の進行などによる在庫評価影響の好転、材料事業の好転に加え、モレンシー銅鉱山(アメリカ)の権益追加取得の業績貢献により、前期比28%増の764億円となりました。経常損益は、前期に続きシエラゴルダ鉱山社(チリ)において減損損失を計上したことなどから16億円の損失と2期連続の経常損失となりました。

親会社株主に帰属する当期純損益は、185億円の損失となりました。

2015年中期経営計画(15中計)の進捗状況

2016年5月に、世界第4位※の生産量を誇るモレンシー銅鉱山の権益を13%追加取得、以前からの保有分と合わせて25%の権益を保有することとなり、長期ビジョンである銅権益分年間生産量30万トンが視野に入ってきました。シエラゴルダ銅鉱山は、早期のフル操業達成に向けた取り組みを強化しています。また2017年6月に、コテ金鉱山開発プロジェクト(カナダ)の権益取得について、投資契約を調印しました。これにより長期ビジョンで掲げる金権益分年間生産量30トンに一歩前進することとなります。

※当社調べ。2016年の生産量ベース。

播磨事業所(兵庫県)では車載向け電池材料の中間材料となる硫酸ニッケルの増産起業が完了し、2016年度下期よりフル操業を開始しています。

材料事業では、需要の旺盛な車載向け電池材料や通信端末向け結晶材料の増産投資を推進し、販売量を大幅に伸ばしました。一方で、リードフレーム事業からの撤退を決定し、台湾企業2社への関係会社の株式売却を進めました。投資や人材などの経営資源を事業環境の変化に合わせて再配分し、成長分野へ集中することで企業価値向上をめざしています。

これまでの当社の成長は決して事業環境に支えられただけのものではなく、社員の努力と、ステークホルダーのみなさまのご協力によって積み上げられてきたものであります。今後も当社グループは、経済情勢、経営環境を踏まえたうえで、これまでと同様に「成長戦略」の推進に全力を注ぎます。そして、「有言実行」をモットーとしながら目標を必達することにより、一層の企業価値の向上をはかります。
また、みなさまに信頼され、当社をより身近に感じていただけるよう、プロジェクト情報や新商品・新技術関連情報の発信を積極的に行っていきたいと考えています。

今後とも、みなさまのご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 

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