激化する資源獲得競争に、技術力で挑む
これまでSMMは、市況に応じた価格で海外から原料(鉱石)を調達し、それを製錬する"買鉱製錬"型の事業を進めてきた。しかしながら、中国をはじめとする新興国の急速な経済発展を背景とした非鉄価格の高騰、そして製錬企業間での資源獲得競争の激化によって、高品質な原材料をいかに安定的に確保するかが大きな課題となっている。
資源事業と連携し、原料を安定調達する
SMMは培ってきた鉱山開発技術をもとに、資源事業との連携を強化し、原料調達量の増加と原料価格の安定化を図っている。フィリピン・パラワン島ではSMMが主導するコーラルベイ・プロジェクトを通じてニッケル・コバルト混合硫化物を生産、さらにペルー・アレキーパ州のセロ・ベルデ銅鉱山では銅精鉱の生産を開始している。
ニッケルの需要増を見据えて増産体制を確立
SMMの銅、ニッケルの生産量はすでに世界10位以内にある。金属生産量で世界5位以内の"非鉄メジャー"を目指して、さらに生産量を増大させていく。特にニッケルは2020年の年間生産量15万トン体制確立に向けて、2013年にフィリピン・ミンダナオ島で操業開始予定のタガニート・プロジェクトや南太平洋・ソロモン諸島のプロジェクトなども含めて原料調達量を増加し、ニッケル工場(愛媛県)の生産量も年間6万5,000トンまで引き上げて生産能力の増強を図っていく。


