貴金属は、金、銀、白金(プラチナ)、パラジウムなどの金属のこと。宝飾用として利用されているほか、それぞれの物質特性を生かし工業用素材としても使われている。たとえば、金は半導体の配線材として、白金は自動車の排気ガスを浄化するための触媒として利用されている。
その中でも金は古くから各国の通貨として使われ、かつては通貨価値の基準として「金本位制」があったほど、世界の経済や流通の中心的な役割を担ってきた。金の産出国には中国、南アフリカ共和国、オーストラリア、米国などがあるが、我が国で唯一、商業規模で金を採掘しているのがSMMの所有する鹿児島県の菱刈鉱山である。菱刈鉱山は、鉱石1トン当たりの平均金含有量が40g以上と世界平均の約10倍もある。1985年から生産を始め、年間7.5トンの金を採掘している。


