01
02
03
04
05
06
07
08
未来という言葉を使うときは、
慎重でありたい。
それが、この星の資源に向き合う者としての
責任だと思うからだ。
限りある資源そのものを、
私たちは生み出せない。
けれど私たちは、
新たな方法を生み出せる。
アイデアと技術を組み合わせながら、
最大限価値を引き出すことができる。
その努力は、
すぐ形にならないかもしれない。
その道は、ときに険しく、
終わりが見えないかもしれない。
それでも私たちは、挑み続けようと思う。
私たちが見つけ、取り出すものが、
誰かの想像や願いを叶える
原動力になると信じて。
そのすべての一歩が、
次の世代の道を拓くと信じて。
非鉄金属で、未来をつくる。
その覚悟は、意志は、軽くない。
非鉄金属を扱う仕事。それはいわば、地球の意志を人の想像力へとつなぐ仕事。険しく、ときに終わりが見えない試練や困難を、「山」をモチーフに描きました。歩みを進める住友金属鉱山の社員を演じるのは、生田斗真さん。続けることで変えてゆくというその企業姿勢を、「ずっとやるんだ。」というメッセージに集約しています。
これまでも、これからも。
未来のために、
私たちがずっと取り組んでいること。
“南蛮吹き”と呼ばれる銅製錬の技術から始まり、以来約430年にわたり、私たちは製錬技術を磨き続けてきました。世界で初めて商業化に成功したHPAL技術では、これまで製錬の対象とならなかった低品位の鉱物から、ニッケルやコバルトなどの金属の回収を可能にしました。今後需要の高まる金属の低コストかつ高品質な安定供給、さらに、未利用資源の有効活用という側面からも注目されています。また、使用済み二次電池から回収したニッケルを再び電池材料として蘇らせる“Battery to Battery”の再資源化を日本で初めて実現したほか、各製錬所でリサイクル原料の積極処理を実行し、循環型社会の構築に貢献しています。私たちは、限りある地球の資源を無駄なく活用する方法を追求し続けます。