リサイクルリチウムを使用した電池正極材評価で性能確認

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2024年10月2日
住友金属鉱山株式会社

住友金属鉱山株式会社(本社:東京都港区)は、このたび、自社のリチウムイオン二次電池(LIB)リサイクルのパイロットプラントで回収した中間物から、関東電化工業株式会社(本社:東京都千代田区)が高純度化したリサイクルリチウムを使用したLIB用正極材を、天然資源由来のものと比較し、両者が同等であることを確認しました。

住友金属鉱山は関東電化工業との共同開発により、使用済みのLIBから銅・ニッケル・コバルト・リチウムを回収し、電池材料として再資源化を行う「電池 to 電池」のリサイクルプロセスを確立しています。このプロセスでは、住友金属鉱山が銅・ニッケル・コバルトを回収し、またリサイクルプロセスで発生する中間物(リチウム含有スラグ)から関東電化工業がリチウムを高純度で再資源化します。
すでに2023年には、住友金属鉱山のリサイクルプロセスで回収されたニッケルとコバルトを使用した正極材の電池性能について、顧客から既存品と同等であるとの評価を受けています。このたび、リチウムにおいても住友金属鉱山での性能評価で問題がないことを確認できたことを受け、今後、ニッケル・コバルト・リチウムすべてリサイクル原料となる電池正極材の評価を顧客のもとで進める予定です。

詳細については、以下PDFファイルをご覧ください。

リサイクルリチウムを使用した電池正極材評価で性能確認