SUMITOMO METAL MINING’S GLOBAL BUSINESS AT MINERAL RESOURCES

資源事業 グローバルビジネス

GLOBAL PROJECT

「世界の非鉄リーダー」を目指し
世界各国を舞台に
大規模プロジェクトに臨む。
「世界の非鉄リーダー」になる。住友金属鉱山では、掲げた長期ビジョンの実現に向けて、海外資源の権益取得に力を注いでいます。300年以上にわたって、磨き続けてきた鉱山の開発・操業のノウハウ・技術によって、世界各国の資源開発会社から厚い信頼を獲得しています。
GLOBAL MAP

BUSINESS

資源事業の仕事紹介

探査
鉱床を見つける。

世界を舞台に、
自らの知見とアイデアで
「可能性」を探していきます。

鉱床(資源)を探す仕事です。鉱床学、岩石学、構造地質学等地質学の各分野および各種の物理探査の技術を駆使して、鉱床の成因メカニズムを明らかにしつつ、経済性を有する鉱床の発見を目指します。今日、新規鉱床の発見の難易度は更に高まっており、高度かつ新たな技術が求められています。

住友金属鉱山の技術力

カナダ・ケベック州の金探鉱プロジェクトでは「氷河堆積物」を使った地化学探査を使い、氷河の流動方向や金粒の形から鉱床の原位置を予測しボーリング調査を実施したところ、金鉱化を確認し現在も探鉱中です。

文献調査に加え、人工衛星からのリモートセンシングも用いて有望地域を絞り込みます。有望地域において、地質・地化学探査やドローン等も使った物理探査により地下構造を推定した上で、ボーリング地点を選定します。

アラスカでは地化学探査結果から、高品位のPogo金鉱床を発見(1994年)、開発を経て自社での操業を実施しました。1981年発見の菱刈鉱山では、現在まで探鉱を継続した結果、金量は開山当初に推定された量の3倍以上に増加しています。

探査の特徴 01

自らの技術と
仮説を信じて、
見えざる世界と向き合う。

多くの現場で石を観察して「石を診る力」を身につけ、化学分析や文献調査も行いながら、その精度を向上させていきます。さらに物理探査の解釈もあわせることで、鉱化システムのどこを見ているのかを考える力が養成されていきます。

探査の特徴 02

世界が舞台。

環太平洋(バンクーバーやシドニー等)の探鉱拠点から、極北の地や熱帯のジャングル、オーストラリアの砂漠地帯、さらにはアンデス山脈等で探鉱を実施したり、プロジェクトに参入するか評価します。

探査の特徴 03

探鉱技術者の幅広い職種。

探鉱現場での野外調査だけでなく、海外探鉱事務所での管理、地球統計学を用いた鉱量計算、さらにはM&A等事業開発分野等において、国内企業では最大規模の探鉱技術者が活躍中です。

Career Story

海外で働くまでの勤務先、人材育成を紹介します。

入社1年目
菱刈鉱山にて勤務

菱刈鉱山探査課で先輩のサポートのもと、坑道内での鉱脈スケッチ、ボーリングコア観察を中心とした探査技術の「基礎」を学んでいきます。また、安全管理を含め鉱山操業全般の知識も身につけていきます。

入社2〜4年目
菱刈鉱山において、探鉱技術者としての基礎をしっかり固める

探鉱データを解析して、採鉱課とともに坑道掘進計画を立案、年間の探鉱成果を取りまとめた鉱量計算を主担当としてリードしていきます。海外出張では探鉱技術の習得や海外技術者とのコミュニケーションを経験して、海外赴任の準備をします。

VOICE
フィリピンの鉱山会社へ、
地化学探査手法を経験
原 彬
資源事業本部 探査部
2020年入社

フィリピンの鉱山会社との銅・金の共同探鉱プロジェクトでは、地質調査と地質図作成を担当し、地化学探査等の手法を経験することもできました。ときには自分自身が調査計画を考え提案するといった機会にも恵まれました。また現地の探査技術者と一軒家のキャンプに滞在し、コミュニケーションの仕方を学ぶことで信頼関係をつくることができ、海外駐在でも大いに役立つスキルアップの機会となっています。

入社5年目以降
海外探鉱プロジェクトに参加する

本社・探査部での海外赴任の準備を経て、バンクーバー・シドニー等の探鉱事務所で進行中プロジェクトの現地調査や管理、鉱業コンベンションでの新規プロジェクトの発掘・評価・参入交渉を行います。

PEOPLE

現地の社員紹介

資源事業の仕事紹介

採鉱
採掘する。

安全と最適な操業を追求し、
鉱山の価値を「最大化」します。

安全かつ効率的な採掘方法の設計や採掘スケジュールの最適化による鉱山価値の最大化、現場管理による採掘計画の確実な実行が主な仕事です。採掘方法の設計では、鉱床の位置、形状、品位、岩盤の強度、経済性、環境、法規制等の様々な条件を総合的に評価して最適な方法を決定します。また、採掘スケジュールの最適化では、採掘順序や採掘速度等の条件を変えて、無数のオプションを評価し、最適なスケジュールを選択します。しかし、採掘の対象は自然の岩石であるため、全てが計画通りに進む訳ではなく、日々発生する想定外の事態に対し迅速に対応し、スケジュール通りに採掘できるように現場を管理することも必要になります。

住友金属鉱山の技術力

鉱床から生み出される利益を最大化するために鉱山の形を決め、どのような方法・順番で採鉱していくか、まずモノ(石)を見て、設計技術・専用ソフトウェアを駆使して試行錯誤を繰り返して評価する。

日々の鉱山操業において、他のセクションとの繋がりや制約がある中で、現場を見て、最適解となる採掘設計を行い、現場で実行する。

露天掘りでのピット斜面の安定性のモニタリング、坑内掘りでの坑道・採掘空間の安定性や通気量のモニタリング、重機の遠隔操作システムの確立、自律走行型重機の導入等、安全な作業環境の設計・維持を行う。

採鉱の特徴 01

発見した鉱床の
価値を最大化していく。

探鉱技術者が見つけてきた自然の恩恵を、如何に価値を最大化してヤマ(鉱山)へ仕立てるか?という業務を、プロジェクト評価の中心メンバーとして担う。

採鉱の特徴 02

日々のアップデートが、
円滑な鉱山操業を支える。

一旦動き出したヤマ(鉱山)において、日々刻々と変化する取り巻く環境・自然を相手に、その時々でベストな操業にアップデートし、それを現場で形にしていく業務を担う。

採鉱の特徴 03

自然に向き合い、
鉱山操業の安全と
環境をコントロール。

安全は全てに優先する。地表(露天掘り)・地下(坑内掘り)どちらにおいても、安全・清潔な職場を設計し、コントロールしていく業務を担う。

Career Story

海外で働くまでの勤務先、人材育成を紹介します。

入社1年目
菱刈鉱山にて勤務

新入社員の全体研修後に菱刈鉱山に配属となり、各課での研修や実習、環境測定等を通じて、鉱山操業の基礎知識を習得します。また、海外の語学研修派出により、語学力の研鑽や異文化への理解を深めます。

入社2~4年目
技術者としての研鑽を重ね、海外勤務への下地をつくる

技術スタッフとして、予決算管理や操業・技術改善に繋がるエンジニアリング業務を経験することで、課題解決能力、操業現場とのコミュニケーション能力を養成します。また、海外鉱山への出張等で将来の業務に対する理解を深めます。

入社5年目以降
技術者として海外鉱山・プロジェクトに配属

技術スタッフで養った経験・知識を活かし、操業現場の管理・監督業務を経験します。また、操業・技術改善プロジェクトの管理業務を担当し、プロジェクト管理と実行能力の向上を図ります。これらのステップを経て、海外鉱山での研修、海外鉱山・プロジェクトでの実戦業務へと進みます。

VOICE
海外鉱山での研修を経て
実戦業務へ
山口 泰介
資源事業本部
SMMQB Holding SpA
2014年入社

菱刈鉱山で数年間勤務した後、当社のパートナー企業が保有する米国の露天掘り鉱山で1年半の研修を行いました。研修中は、エンジニアリングチームの一員として、現地の技術者と共に採掘計画作成や操業管理業務を行いました。 現在は、チリの露天掘り鉱山で採掘計画を作成するチームに所属しています。言葉も文化もまるで異なる環境ですが、業務の基礎となる部分は菱刈鉱山や米国研修で経験したことと共通しており、培った経験が活かされていると強く実感しています。

PEOPLE

現地の社員紹介

資源事業の仕事紹介

選鉱
鉱石を選び抜く。

そのままでは「商品」にならない鉱石を、
卓越した目と技術で仕上げていきます。

採掘された鉱石から、各種鉱物の色・比重・磁性・濡れ性・溶解性等の物理的・化学的性質の違いを利用して、有価鉱物を選択的に回収します。近年は処理の難しい低品位・高不純物の鉱石が増えており、選鉱技術の重要性が増しています。そのため、選鉱技術者には目的鉱物を回収するための最適なプロセス設計、効率的な操業管理、さらに選別の難しい鉱石を処理するための技術開発が求められています。また、鉱山からの排水を適切に処理し、環境を守っていくことも我々の大切な仕事です。

住友金属鉱山の技術力

当社の選鉱試験室の設立は1959年に遡り、現在では試験室と中規模連続浮選試験設備を国内に保有しています。これまで実施した選鉱試験で蓄積した知見(試験報告書数 1,500以上!)をベースに、未利用資源の有効活用に貢献しています。

商業規模で操業を継続している国内最大の金鉱山である菱刈鉱山では、自動で鉱石の色を判定して白色の有価物(金鉱石)のみを回収するオアソーターを導入する等、選鉱工程に最新のDX技術を積極的に活用し、長期安定操業基盤の確立を目指しています。

例えば銅鉱物として世の中に存在しているのは170種以上と言われており、それぞれに物理性状は異なります。当社が保有している高度な鉱物形態解析技術により、操業における課題の明確化、改善策の実行を通じて効率的な操業を支えています。

選鉱の特徴 01

オーダーメードで
鉱石を“料理”する。

限りある天然鉱物資源から無駄なく目的鉱物を分離・回収するために、各種選鉱試験を実施して得られた結果をもとに、最適な鉱石処理フローシートの開発や設備設計を行っています。

選鉱の特徴 02

限りある天然資源を
無駄なく回収する。

海外操業鉱山の選鉱場では、性状が日々変化する鉱石を相手に、鉱石処理設備の能力を最大限に活用した効率的な操業や鉱石処理条件の最適化を通じて、メタル回収量の増加や精鉱の品質向上に努め、天然資源の有効利用に貢献しています。

選鉱の特徴 03

未利用資源を開拓する。

これまで複雑な鉱物性状や高い不純物含有量のため処理が見送られてきた「難処理鉱石」の処理プロセス開発に取り組んでいます。未利用資源の利用拡大を通じて、持続的な社会の発展に資する安定的な非鉄金属供給の役割を担っています。

Career Story

海外で働くまでの勤務先、人材育成を紹介します。

入社1年目
まずは日本で基礎を築く

選鉱技術者としてのキャリアは日本でスタートします。経験豊富な先輩や同僚に導かれながら、日々新しい経験を積み重ねて吸収し、安全や選鉱技術の基礎を徹底的に身につけます。

入社2〜4年目
国内外の出張を通して、専門技術の拡充

近い将来の海外操業鉱山勤務で鉱山の利益に貢献できる技術者となるために、専門技術を拡充・発展させてレベルアップします。また短~中期の国内外出張等の機会も利用して操業現場に直結した課題解決能力を養います。

VOICE
選鉱技術者としてチリの銅鉱山へ
川上から川下をわたる
牧 昌史
技術本部
2014年入社

私は選鉱技術者としてチリの銅鉱山で研修を行いました。大規模鉱山の操業を理解するため、川上(採鉱)から川下(製品輸送)にわたり、現場の操業員や保全員と終日行動を共にして情報収集を行いました。様々な角度から鉱石、設備、人(思想、行動)を観察することに加え、人脈を広げることができました。また、私生活面では、一時的に家族をチリに呼び寄せる時間をいただき、赴任後に家族帯同とする判断材料にもなりました。赴任後は、研修期間中に得た人脈や全体最適の視点からプラント操業の安定化に貢献できました。

入社5年目以降
世界中の技術者を相手に、実力試し

日本国内で培った選鉱技術をベースに最初の海外操業鉱山現場に赴任して、世界中の選鉱技術者を相手に取って実力試しです。大きいものだと一日当たり数十万トンの鉱石を処理する選鉱場があなたの活躍のフィールドです。

PEOPLE

現地の社員紹介

PEOPLE

現地で働く社員を紹介します。

Q&A

資源事業本部について何でも答えます。

入社後について

Q1
勤務地はどこになりますか?
勤務地は大きく分けて東京、愛媛県、鹿児島県、海外拠点となります。新入社員のうち、選鉱系は愛媛県の新居浜研究所、探査系、採鉱系は鹿児島県の菱刈鉱山に配属される予定です。
Q2
異動の希望は出せるのでしょうか?
毎年、期中に上司との面談があり、その時に異動の希望を伝えることができます。
Q3
職種が変わるようなジョブローテーションはありますか?
本人の希望、適性を考慮して職種が変わることがありますが、基本的には入社時の職種をベースに専門性を磨いてもらうキャリアプランを想定しています。
Q4
海外へは何年目から行けますか?
入社3年目までは国内勤務により経験と技術的知見を積み上げていただき、概ね4~6年目以降の海外赴任を想定しています。国内勤務中も短期での海外出張、研修に参加する機会があります。
Q5
プロモーション(出世)のイメージは?
当社では、2023年7月より、年功序列的な制約を廃した新たな人事制度を導入しております。
新人事制度では、年齢や社歴にかかわらず、任された職務・職責により等級や待遇が定められる「職務等級制度」をとっており、やる気と能力を発揮いただければ、若いうちから様々なポジションでの活躍が可能です。

待遇・福利厚生、
働く環境について

Q6
寮や社宅はありますか?
全国各事業所に独身寮・社宅を完備しており、勤務地を問わず入居いただけます。寮・社宅へ入居しない社員には住宅関連手当を支給します。
Q7
海外勤務者へのフォロー体制はありますか?
海外勤務手当の支給や住居の手配はもちろん、家族に対する語学研修、出産時の補助、子女の教育・受験費用の補助、定期的な和食・雑誌の郵送サービス等、生活面のフォローも行います。
Q8
休日・休暇について教えてください
事業所により就業時間・休日数が異なります。海外鉱山では勤務場所の特性に合わせて7勤・7休、4勤・3休等の勤務形態となる場合があります。
Q9
産休・育休は取得しやすい環境ですか?
女性はもちろん、男性の育休取得も推進しています。2023年度の育休取得率は男女とも100%でした。
Q10
ジョブ型(職種別)採用は行っていますか?
当社の採用選考は職種別に実施しております。ご希望のコースを選択のうえ、ご応募ください。(資源系・金属系・材料系・設備系・事務系)

応募資格について

Q11
海外の大学を卒業する予定ですが、応募可能ですか?
応募可能です。まずは当社マイページへエントリーをお願いします。
Q12
選考で有利になる資格はありますか?
特にありませんが、資格を取得したきっかけや資格取得の経験の中で学んだことがあれば、面接を通して教えてください。
Q13
当社セミナー等への参加、OBOG訪問経験の有無は選考に影響しますか?
特に影響はありません。
Q14
採用選考試験にあたって、英語力は必要ですか?
語学力に関する明確な基準を設けているわけではありませんが、入社後の研修の一環としてTOEICを受験いただきます。すでにTOEICを受験されている方はエントリーシートにスコアをご記入ください。