事業紹介

「非鉄」を知る

銅・ニッケル・金などの非鉄金属は、現代社会を支えるさまざまな産業分野で利用されています。
Q&A形式で、当社が生み出す「非鉄」にまつわる事柄を解説します。

非鉄について

ベースメタル、レアメタル、貴金属とは?

埋蔵量・産出量ともに多く、製錬が比較的簡単な鉄、アルミ、銅などの金属はベースメタルと呼ばれます。ベースメタルは社会のインフラ構築に欠かせない、大きな需要のある金属です。
レアメタルは【「地球上の存在量が稀であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属」のうち、工業需要が現に存在する(今後見込まれる)ため、安定供給の確保が政策的に重要であるもの】と経済産業省が定義しており、チタンやコバルト、ニッケルなどの金属が該当します。レアメタルは先端技術を用いた製品に欠かせない素材として重視されています。このほか、貴金属として扱われる金や銀などがあります。

写真:ベースメタル、レアメタル、貴金属の図

出典:資源エネルギー庁ウェブサイトhttps://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/anzenhosho/koubutsusigen.html

銅について

銅はどんな分野で使用されているの?

もっとも身近なところにあるのは10円玉ですが、使用量としては電線が多くなっています。導電性が高いという特性により、送電線・車の電気系統・家庭内の電気配線など生活に欠かせない部分に使用されています。ほかに伸銅品として、熱伝導性を活かしてエアコンや温水機の配管などにも使われています。

写真:銅

ニッケルについて

ニッケルはどんなところに使われているの?

ニッケルは私たちの生活の中で広く使われている金属のひとつです。めっきに使用されるほか、さまざまな合金にして利用することが多く、もっとも身近なところで50円硬貨・100円硬貨はニッケルと銅の合金です。
ほかにニッケルと鉄の合金であるフェロニッケルが原料となるステンレス鋼は、ニッケルが使用される合金の代表的な例です。「耐蝕・耐熱・耐摩耗」に優れたステンレス鋼は、キッチンや食器などに使われています。
またニッケルは、ハイブリッド自動車や電気自動車などに使われるニッケル水素電池やリチウムイオン電池の材料としても使用されているほか、携帯電話やパソコンの部品として欠かすことのできないコンデンサー(蓄電器)の原料としても使われています。このように、ニッケルは私たちの日常生活の幅広い分野で使用されています。

写真:食器

金について

金はどのくらい生産されるの?

有史以来、人類が掘り出した金の量は約20万トン、オリンピックプール約4杯分といわれています。現在は毎年3,000トンを超える金が新たに生産されています。また、金はリサイクルが比較的容易なことから、回収され再び精製される金の量も多くなっています。[2019年12月末時点]

その他の金属について