品質保証

基本的な考え方

当社グループは、採掘した鉱物を製錬し素材としての金属地金を製造・販売するとともに、金属地金やそれに付随する物質を自社で機能性材料などに加工して販売する、資源・製錬・材料の3事業連携を展開しています。これらの製品を継続的に改善し、質の高い製品をお客様に提供するため、「全社品質方針」を確立し、毎年「全社品質目標」を定めています。これに基づいて各事業部門は「部門ごとの品質目標」を定めて展開し、グループ全体が同じ方向を目指した品質活動を行っています。品質保証に関しては、社長が最高責任者として「全社品質方針」を決定しています。

全社品質方針

品質保証と管理の仕組みを継続的に改善し、お客様に満足いただける品質を提供する

  • 時代を先取りした品質を追究する
  • 法とルールを守り、安全と環境に配慮した物づくりをめざす

SMM品質標準

当社グループでは、各事業場で品質マネジメントシステム(QMS)を構築・運用しています。QMSを有効に運用するため、2016年からQMSのあるべき姿をまとめた「SMM品質標準」を軸にした活動を行っています。事業場は、年度ごとに自ら達成すべきSMM品質標準の目標レベルを定めて改善活動に取り組み、自己診断および品質保証部による品質監査で、品質管理レベルの達成度を検証しています。
運用開始からの3年間で事業場の品質管理レベルは大幅に向上しています。これをさらに高めるため、SMM品質標準の見直しを行っており、2019年度に運用を開始します。

内部品質監査の強化

事業場で実施している内部品質監査を見直し、潜在化している内部の課題を第三者的な視点で見つけ出し、トップに伝達される内部品質監査を構築します。また、品質に関わる不適切行為の予防につながる監査とします。

人材育成

事業場のQMSの有効性を向上させる品質管理責任者の研修を2016年から5回開催し、全カリキュラムを完了しました。この研修の内容は事業場で展開され、 SMM品質標準の目標レベルの向上につながっています。
また、ミニプロ活動や小集団活動を活性化させ自分たちで現場の課題を抽出し、改善する風土を根付かせて組織の成長に結びつけています。さらに、新入社員から管理監督者まであらゆる階層に必要なQMSの管理能力を身に付けられるように品質教育体系の整備も 行っていきます。

製品・サービスに関する情報開示

当社グループで扱っている製品は、そのほとんどが、お客様の製品を製造するための素材、あるいは材料として提供されています。製品を安全や環境面から適切にお取り扱いいただくための情報や、お客様がその最終製品を提供するために必要な情報は、過去および最新の情報や有する知見ならびに必要な調査に基づいて、基本的に契約時に授受される仕様書や、技術打ち合わせ、製品の検査成績表、SDS(※1)などを通じてお客様にお伝えしています。最終製品としてお客様に提供される製品は、安全性・環境対応性なども考慮した入念な製品設計に基づき、十分な試験と製造時の検査を経てお届けします。(※2)以上に用いられる情報は、マネジメントシステムの運用を通して、最新技術・最新法規・顧客要求に基づいて見直され、常に適切なものとしています。

  • SDS(Safety Data Sheet 安全データシート):化学品について、化学物質・製品名・供給者・危険有害性・安全上の予防措置・緊急時対応などに関する情報を記載する文書。
  • 銅・ニッケル・亜鉛のLCA(ライフサイクルアセスメント)については、物質別の協会を通じて調査を行っています。

お客様とのコミュニケーション

顧客満足度の向上については、起点となる顧客満足度の測定・評価方法を進化させ、課題の正確な把握により実効性のある施策を講じて、満足度の向上を図っていきます。そのためにはお客様との的確かつ十分なコミュニケーションが欠かせません。また、当社グループではステークホルダーを意識した品質の作り込みを通じて、製品の歩留まり向上による省資源化、省エネにも貢献しています。

課題と改善に向けた取り組み

お客様から信頼される品質は、従業員全員が目的および目指す方向性を一致させ、目標達成のための活動に積極的に参加してこそ実現できるものです。そのためには外部、内部のコミュニケーションによって得られた事実に基づく判断と実行が肝要です。これを確実にするために事業場への各種品質教育をはじめ、SMM品質標準を軸にした各種活動を通じて、品質マネジメントシステムを有効に運用するための取り組みを継続的に実施していきます。

当社グループ製品でラベリングによる開示が求められている情報と当該製品・サービスの割合

開示が求められている情報 当該製品・サービスの割合
製品およびサービスの部品が外注であるかどうか 法による規制、管理対象物質を含むものすべて
主要製品(素材・自主材料)は該当なし
内容物に、特に環境または社会に影響を及ぼす恐れのある物質があるかどうか 法による規制、管理対象物質を含むものすべて
製品およびサービスの安全な利用について 法による規制、管理対象物質を含むものすべて
製品の処分に際して、環境または社会への影響があるかどうか 法による規制、管理対象物質を含むものすべて

情報提供の方法

[仕様に関する情報提供]
お客様が要求する製品仕様は受注仕様書に明記して、お客様への情報提供を行っています。

[化学物質に関する情報の提供]
製品取り扱い上の安全衛生と化学物質規制への対応に関し、当社グループは製品に含まれる化学物質の情報をSDSなどによって提供しています。

[その他の対応]
当社グループでは各種潤滑剤の販売など一般消費者向けの事業も手がけています。この領域の製品・サービスに関する情報提供は該当する法規にのっとってラベリングや正しいご理解をいただくための広告、ご説明を行っています。

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