重大環境事故・生物多様性

休廃止鉱山の管理

当社グループでは、資源事業に伴い発生する表土、捨石、尾鉱、スラッジなどの鉱業廃棄物を適正に管理しています。特に硫化鉱物を含む岩石(捨石)は、酸化して硫酸イオンを伴う酸性水や重金属イオンを含む水の発生源となりやすいため、鉱山排水は水処理施設で適切に処理してから排出します。
当社が管理する休廃止鉱山は地図の通りで、管理している鉱さい集積場は国内に42あります。
集積場の安定性は、2011年の東日本大震災を契機に法律上の管理基準が見直され、この基準で評価したところ、基準を下回った集積場は11あり、2018年までに累計約45億円を投じて補強工事を終えました。
鉱山で発生する尾鉱などを堆積する集積場は、決壊によって大きな被害を引き起こす可能性があるため、今後も、休廃止鉱山を確実に管理するとともに、設備やインフラの強化・改善を行っていきます。

■ 国内休廃止鉱山の状況(2023年7月1日現在、〔 〕は休止・廃止)
図:エネルギーおよびGHG排出原単位指数の推移