企業情報

社長ごあいさつ

住友金属鉱山グループは、1590年に京都で始まった住友の源流事業である銅製錬事業、そして1691年開坑の別子銅山から連なる資源事業を現在に受け継ぐ企業です。現在は資源・製錬・材料の3事業をコアビジネスとして、社会に欠かせない非鉄金属を安定的に供給しています。

当社は長期ビジョンで「世界の非鉄リーダー」をめざすことを掲げています。これは、単に生産規模や収益を大きくするだけでは実現できません。社会の要請に応え、責務を果たすためには、グローバルに存在感を発揮し、卓越した技術や独自のビジネスモデルを磨き、安定した利益を上げること。さらには社会課題にも真摯に向き合う姿勢が非鉄リーダーには求められ、いきいきと働く従業員によって、これらが実現されます。この長期ビジョンは、時代や環境が変化しても、変わることなく私たちが目指し続ける姿です。

現在進めている中期経営計画2027(中計27:2025~2027年度)のテーマは「事業環境変化への対処」と「次の成長への準備」です。
足元の“向かい風”とも言える厳しい事業環境は、中計27期間を通して続くものと想定しています。そんな中で、まずはこれまで手掛けた資源事業の大型プロジェクトを早期に戦力化して、しっかりと地盤固めを行います。カーボンニュートラルや自動車の電動化、水素社会、AI化といった社会の変化を背景に、当社が手掛ける非鉄金属や高機能材料の活躍の場は今後ますます広がっていくでしょう。こうした将来を見越し、中計27では次の成長の準備にも積極的に取り組んでいきます。

当社は、「ものづくり力」をさらに磨き上げ、さらなる成長を実現してきます。今後も引き続きのご支援、ご助言を賜りますよう、お願い申し上げます。

2025年9月1日
代表取締役社長
松本 伸弘