社長ごあいさつ

資源・製錬・材料の3事業連携モデルで「世界の非鉄リーダー」へ

当社グループが取り扱う銅やニッケルといった非鉄金属は、インフラ、産業用機械、建設材料、自動車など、現代社会を支えるさまざまな分野で利用され続け、今後も私たちの暮らしに欠かすことができない素材です。そして、電動化、通信の高度化、デジタル化などを支える電池材料や機能性材料は、皆様の身近にある広い分野の製品で使われています。1590年から始まった銅製錬事業、1691年開坑の別子銅山に始まる資源事業という住友の源流事業を受け継ぐ住友金属鉱山グループの歩みは、刻一刻と変化する社会のニーズに応え、各産業の発展を支えることそのものでした。

そして、技術革新が急速に進む現在、持続可能な社会への意識の高まりや人権の尊重、安全衛生の徹底など、社会の要請が多様化・高度化しています。当社グループは、このような社会の急速で多様な変化に対応するだけでなく、10年先、15年先の社会を見据えたバックキャスティングにより、その変化を事業機会と捉え、新たな価値を創造していきます。

それを可能とするのが、「7つの競争力」です。

  • 「420年磨き続けた次代を見据える技術」
  • 「事業精神を共有する従業員と自由闊達な企業風土」
  • 「長期的視点に立ったビジネスパートナーとの信頼関係」
  • 「本業を通じて蓄積してきた地域社会との関わり」
  • 「安全に対する堅い決意と危険感受性を高める管理体制」
  • 「顧客ニーズに寄り添い、応え続ける協働力」
  • 「投資機会を逃さないための財務体質」

これら「7つの競争力」は、当社グループにとっての経営資本にほかなりません。そして、この競争力に裏付けられ、当社グループは世界でも例を見ないユニークな資源・製錬・材料の3事業連携により、自社内で資源確保から高機能性材料の提供まで行う独自のビジネスモデルを構築しています。

さらに、政治・政策や為替変動・金属価格などの外部環境を踏まえたうえで、「中長期視点に立ったステークホルダーとの価値創造」を実現するため、当社グループは長期ビジョンとして「『世界の非鉄リーダー』を目指す」を掲げています。当社グループが考える「世界の非鉄リーダー」たるには、次の5点が必要です。

  1. 資源権益やメタル生産量においてグローバルでの存在感がある
  2. 資源メジャーでも容易に模倣できない、卓越した技術や独自のビジネスモデルを有している
  3. 持続的成長を実現し、安定して一定規模の利益をあげている
  4. SDGs等の社会課題に積極的に取り組んでいる
  5. 従業員がいきいきと働いている

また、リーダーを名乗る以上、規模や収益力ばかりではなく、環境変化に基づく社会要請にも本業を通じて貢献できる企業でありたいという思いがあります。当社グループの経営に深く根付いている「住友の事業精神」に基づき、トップ自らが率先して安全な職場環境を確保することはもちろん、CSRやSDGsへの取り組みなど、リーダーと名乗るに相応しい企業を目指します。

長期ビジョンの実現に向け、「18中計」等で示した目標や課題に着実に取り組み、従業員とともに持続的な成長を実現することで、ステークホルダーの皆様の期待に応えてまいります。

今後とも、皆様のご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 

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