製錬事業

創業から430年以上の年月をかけて磨き続けてきた製錬技術をもって、回収が難しい低品位鉱石からも高品質な金属素材を生み出し安定的に供給するとともに、持続可能な循環型社会の構築に向けて電池のリサイクルなどにより貢献しています。

住友金属鉱山の製錬事業の強み

強み 1
世界トップクラスの
コスト競争力と技術力

当社の技術の源流は南蛮吹きと呼ばれる技術。以来430年、製錬技術を磨き続けて業界をリードしてきました。低品位ニッケル酸化鉱からニッケル中間原料を回収するHPAL技術を世界に先駆けて実用化に成功、高効率な生産方式であるMCLE法と組み合わせて高純度ニッケルを生産しています。銅製錬においても東予工場は一系列で45万トンの生産能力を持ち世界トップクラスのコスト競争力を有しています。

強み 2
限りある鉱物資源の
有効活用

HPAL技術により従来は製錬の対象とならない低品位ニッケル酸化鉱からニッケルやコバルトといった金属の回収を可能としました。また、使用済みリチウムイオン二次電池などから銅とニッケルを回収し、回収したニッケルを当社工場で再び電池材料として蘇らせる‘電池to電池’の再資源化を日本で初めて実現し、循環型社会の構築に貢献しています。

強み 3
地域社会との共存共栄と
責任ある環境管理

明治期の煙害問題の解消など、古くから事業が周辺環境に及ぼす影響を克服するべく努めてきました。フィリピンのコーラルベイニッケルでは、周辺地域のインフラ整備、雇用の拡大、資材の現地調達などを通じた社会貢献、また、環境負荷を最小限に抑えた操業、テーリングダム緑化による生態系の回復など責任ある操業が評価され、2019年に「ASEANミネラルアワード」第1位を受賞しています。

ビジュアルで見る製錬事業

写真で、住友金属鉱山の事業・製品をご紹介します。

フォトギャラリー