統合報告書2025

シン・3事業
連携の
ビジネスモデル

当社グループの特長は、「資源」「製錬」「材料」の3事業が、単なる垂直統合にとどまらず有機的に連携している点にあります。製錬事業を軸に、3事業が連携して持続可能なサプライチェーンを構築し、サーキュラーエコノミーやカーボンニュートラル社会の実現に貢献する「シン・3事業連携のビジネスモデル」は当社グループの大きな強みです。

  • 資源
  • 製錬

技術力の高い製錬事業を有することが優良資源権益の獲得に貢献

低品位の原料、不純物の多い原料からでも効率良く有価金属を取り出すことができ、生産能力が高く環境面への配慮が行き届いた製錬事業を持っていることは、新たな優良資源権益獲得の場面などでも優位性を発揮します。

  • 資源
  • 製錬

低TC/RCによる製錬事業の減益を資源事業でオフセット

当社の銅製錬所(東予工場)で処理している鉱石(銅精鉱)の約5~6割は、当社が権益を保有している鉱山(自山鉱)から調達したものであり、将来的には、これを7~8割程度まで高めていきます。足元のTC/RC(銅製錬事業の加工マージン)は歴史的な低水準にありますが、自山鉱あれば、TC/RCの低下による製錬事業の収益減少は資源事業の収益増加でオフセットすることができます。

  • 資源
  • 製錬

菱刈鉱山の鉱石を操業資材として有効活用

菱刈鉱山(資源事業)で生産される金鉱石には珪石が含まれており、製錬事業における金や銀の原料であると同時に、銅製錬で欠かせない操業用資材であるシリカ(SiO2)として活用し、製錬事業のコスト削減にも貢献しています。

  • 製錬
  • 材料

低炭素貢献製品でGHG削減に貢献

製錬事業では大量の温室効果ガス(GHG)排出を避けられませんが、材料事業において製錬事業で生産された金属などを活用した低炭素貢献製品を供給することにより、カーボンニュートラル社会の実現に貢献しています。(低炭素貢献製品の供給によるGHG削減貢献目標:110万t-CO2

  • 製錬
  • 材料

リサイクルを支える製錬技術

カーボンニュートラル社会に必須のベースメタルやレアメタルを安定供給するだけでなく、乾式製錬と湿式製錬の強みを活かした様々な非鉄金属のリサイクルにも積極的に取り組んでいます。近年では、使用済みの二次電池からの“電池 to 電池”の水平リサイクルを日本で初めて実現しました。現在、使用済み二次電池などから銅、ニッケル、コバルト、リチウムを回収、資源化するリサイクルプラントを建設中です。(2026年6月完成予定)

  • 資源
  • 製錬
  • 材料

原料確保から電池材料までのトータルのサプライチェーン

ニッケル鉱石から電池材料まで一貫した自社内でのニッケルサプライチェーンで、原料確保、安定供給、品質等のトレーサビリティを実現しています。サーキュラーエコノミーを実現するうえでも、電池材料を含めたトータルのサプライチェーンで事業を展開していけるのは大きな強みです。

  • 資源
  • 製錬
  • 材料

高い収益性を持つ材料事業で地域社会と共存共栄

当社の材料事業の国内拠点の多くは、かつて資源事業や製錬事業を営んでいた地域であり、材料事業を展開することで地域社会との信頼関係を維持し、責任を果たし続けています。なお、当社が手掛けている材料事業の製品群の多くは、高い収益性を持っています。

  • 資源
  • 製錬
  • 材料

損益のボラティリティを低減させる材料事業

材料事業は金属価格変動の影響を受けにくいため、資源・製錬事業のボラティリティを緩和することができます。
個々の規模は大きくなくても収益性の高い製品群の集合体として、材料事業を成長させています。

  • 資源
  • 製錬
  • 材料

シン・3事業連携のビジネスモデルで企業価値を持続的に拡大

「資源」「製錬」「材料」という多様なバックグラウンドを持つ人材の「知の結集」や情報共有、マーケティング面でのシナジーなども含め、3事業連携には有形・無形のメリットが数多くあります。当社グループは「シン・3事業連携のビジネスモデル」を確立・強化していくことで、企業価値の持続的な拡大の実現につなげています。

関連ページ:事業紹介

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