日経ものづくり大賞の受賞について

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2007年10月17日
住友金属鉱山株式会社

当社が、三井物産株式会社、双日株式会社、およびフィリピンのRio Tuba Nickel Mining Corporation (リオツバニッケルマイニング社)と共同で同国パラワン島リオツバ地区において展開しているニッケル製錬事業(コーラルベイ・ニッケル社)は、このたび日本経済新聞社が主催する2007年(第四回)の「日経ものづくり大賞」を受賞しました。

日経ものづくり大賞は、最先端技術や独創的なものづくりの仕組みを採用した工場や研究所、そこで導入しているシステムなどを表彰するものです。
コーラルベイ・ニッケル社はHPAL法(High Pressure Acid Leach:高圧硫酸浸出法)法という技術の導入により、わずかなニッケルしか含まない低品位鉱石からのニッケル製錬を可能としており、"資源獲得競争が激しくなる中、利用されず放置されてきた低品質鉱石を利用できるようにする意義は大きい"と評価されました。

当社は、HPAL法を用いたコーラルベイ・ニッケル社の成功により、この技術分野において現在世界のトップランナーとなっています。なお、コーラルベイ・ニッケル社では、生産規模の倍増に向けて拡張工事が進むとともに、フィリピン・ミンダナオ島北東部タガニート地区においても、このHPAL法を用いたニッケル製錬プロジェクトの実施可能性について検討を開始しています。

コーラルベイニッケルで稼動するHPAL施設

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