平成29年度(第92回)資源・素材学会 渡辺賞の受賞について

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2018年4月26日
住友金属鉱山株式会社

当社取締役専務執行役員の黒川晴正は、一般社団法人資源・素材学会(以下、「当学会」)より、「住友金属鉱山株式会社における新貴金属精製プロセス開発と商用化への多大な功績」により、平成29年度(第92回)学会賞 渡辺賞を受賞いたしました。

渡辺賞は、当学会第3代会長(会長在任期間:1907年2月~1919年8月)渡辺渡博士を記念した基金により1927年に創設された表彰制度で、「資源・素材に関する技術の進歩に多大なる貢献をなした個人または団体」に授与される、歴史と伝統ある賞です。

今回は、2004年に世界初となる全工程湿式の貴金属精製プロセスの開発と商用化に成功したとして、技術力を評価いただいての受賞となりました。本プロセスは貴金属の回収期間の短縮、労働生産性の向上、および製造コストの低減を実現しており、また乾式製錬による環境リスク対策が不要になったことにも貢献した画期的なプロセスとして現時点でも高い競争力を持っています。

当社は、今回の受賞を励みに、日本の非鉄金属業界のさらなる発展に寄与できるよう、引き続き努力してまいります。

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(写真左)当社取締役専務執行役員 黒川
(写真右)資源・素材学会長(表彰式当時) 大和田氏