ジャニーズ事務所に対する当社の対応について
2023年9月21日
住友金属鉱山株式会社
当社は、ジャニーズ事務所の元社長である故ジャニー喜多川氏による性加害は、決して許されることのない人権侵害問題であると考えております。本件に対しては、国際連合の「ビジネスと人権に関する指導原則」をはじめとする国際的な規範に基づき制定した当社のグループ人権方針に則した対応を実施しています。
具体的には、ジャニーズ事務所が記者会見を実施する以前の9月4日に、ジャニーズ事務所へ「被害実態の徹底的な調査」「十分な救済措置の実施」「さらなる人権侵害の防止」を要請し、また、これらが実行されない場合は取引関係を維持できない旨を文書で伝えました。
当社は、取引先などのステークホルダーが人権への負の影響に関与している場合、当該ステークホルダーに対して人権を侵害しないよう働きかけるとともに、是正や救済の取り組みに協力することを人権方針で掲げております。今回の性加害問題に対して、当社は、サプライチェーン上における人権侵害リスクを低減できる立場として、ジャニーズ事務所の人権問題の改善・是正に関与していく方針です。
この観点から、当社の企業広告に関して、同事務所所属の俳優の起用を直ちに取りやめる予定は現時点ではございませんが、今後の同事務所の対応を見極め、人権侵害の是正や救済に取り組んでまいります。
以上