環境マネジメントシステム
GRI 3-3
当社グループの環境に関する重要課題と「2030年のありたい姿」の進捗等に基づき、安全環境部にてグループ環境目標(方針、目標、方策)案を策定し社長が決裁します。各事業場では、このグループ環境目標に基づき各事業場特有のリスクを考慮したうえで、年間の活動目標および計画を立て、ISO14001(JIS Q 14001)に基づく環境マネジメントシステム(EMS)により活動を推進しています。なお、2025年4月1日現在、すべての生産拠点がISO14001の第三者認証を取得済みです。
各事業所では、EMSにより、「事業活動による環境影響評価(環境リスクアセスメント)」「環境目標を達成するための取り組みの計画の策定」「予防的環境保全活動」「内部監査や第三者審査等を通じたモニタリング」「マネジメントによるレビュー」「事故時を想定した緊急事態訓練を含む教育訓練」などを定期的に実施しており、環境管理のPDCAを回すことによりレベルの向上を図っています。
2024年度環境目標
GRI 3-3
方針
EMSを活用して環境管理レベルを向上させ、環境トラブルを防止するとともに、グローバルな環境課題に対応する
2024年度環境目標
- 環境事故およびコンプライアンス違反の撲滅
- 温室効果ガス(GHG)排出量の削減
- 生物多様性を育む自然の保全の推進
2024年度の取り組み
2024年度は安全環境部長巡視、新任拠点長教育、環境コミュニケーションや社内に環境・品質・コンプライアンス情報を定期的に発信するメールマガジン「REC(Risk Environment Compliance)通信」による情報発信など、リスクマネジメントシステムや環境マネジメントシステムを活用した管理改善を実行しました。各拠点においても環境トラブル対応力強化を目標に掲げ、マネジメントシステムを活用して各事業場の計画に沿った取り組みを進めた結果、2024年度は環境や社会に著しい影響を及ぼす重大環境事故や重大環境法令違反は発生していません。
従業員の環境教育
「eラーニングなどを活用した法令や環境管理に関する教育」「EMS内部監査員育成教育」「階層別(新任拠点長、環境担当者、新入社員、キャリア採用者など)の環境管理教育」を行い、環境管理レベルの向上を図っています。
■環境教育一覧
| 対象者 | 環境教育活動 | 目的・内容 |
|---|---|---|
| 拠点長 | 新任拠点長教育 定期的な情報配信 |
企業と環境との関わりの重要性の理解促進と拠点長としての環境意識・自覚の向上 定期的なメールマガジンによる法改正や重要事例の情報提供 |
| 管理監督者 | 環境eラーニング (環境関連法、Basic) |
法の主旨や理念の理解、法定基準や届出手続きの理解 |
| 内部監査員 | EMS内部監査員養成講座 | ISO14001(2015)に準拠したEMSの内部監査員養成 |
| 管理職 | 環境保全教育 | 当社グループの環境保全への取り組みについての情報提供と自覚の向上 |
| 環境担当者 | 環境担当者会議 化審法※定期教育 |
環境関連法令知識の強化、環境管理力量の向上、自覚の向上、化審法の概要&改正情報の確認、届出漏れの防止のための知識付与、自覚の向上 |
| 営業担当者 | 海外化学物質規制説明会 | 営業担当者に海外化学物質規制関連の知識付与と自覚の向上 |
| 新規・キャリア採用者 | キャリア採用者向け環境保全教育 新入社員向け環境保全教育 |
当社グループの環境保全への取り組みについての知識付与と自覚の向上 |
- ※化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律