国内グループ会社
(株)四阪製錬所

四阪島は、愛媛県新居浜市の沖合い約20kmに位置しています。その名の示すとおり、美濃島、家ノ島、明神島および鼠島の4島の通称であり、工場は家ノ島にあります。(株)四阪製錬所は、自然環境の保護を第一に考えながら、製錬技術を活かし、製鋼煙灰に含まれる亜鉛を回収するリサイクル事業を行っています。

(株)四阪製錬所で生産する主な製品
粗酸化亜鉛焼鉱

金属亜鉛の原料となる粒状の酸化亜鉛です。
含鉄ペレット

金属鉄を豊富に含むペレット状のもので、鉄原料などとして販売しています。
四阪製錬所の金属製錬
原料
電気炉製鉄で発生する製鋼煙灰を主原料としています。
製錬工程
亜鉛ができるまで
STEP1

陸揚げ
原料となる製鋼煙灰は、専用船で運ばれ、専用岸壁から陸揚げされます。
製銅煙灰
亜鉛含有率
20%
STEP2

還元焙焼
専用岸壁から陸揚げされた原料を、還元キルンでコークスやフラックスとともに約1200℃まで加熱し、亜鉛を還元揮発させます。
STEP3

湿式精製
還元揮発した亜鉛は、粗酸化亜鉛として回収し、凝集槽、シックナー、濾過機で湿式精製処理を行い、不純物を取り除きます。
STEP4

加熱乾燥・製団
湿式精製した粗酸化亜鉛は、脱水して乾燥加熱キルンで約1000℃まで加熱して焼鉱とします。
酸化亜鉛
亜鉛含有率
約60%
ビジュアルで見る製錬事業
解説付きのビジュアルで、「製錬事業」についてご紹介します。
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東予工場の銅鋳造の様子