取り組み

テーリングダムの適切な管理

持続可能な鉱山開発・運営には、環境への影響を最小化する取り組みが必要です。休廃止鉱山では、坑道跡より排出される重金属を含んだ坑廃水の処理、鉱石処理設備より排出された鉱さいを堆積したテーリングダムの管理を行っています。当社グループは、管理する国内42カ所のテーリングダムに対して安定化対策を実施しました。安定化工事は、東日本大震災を契機に集積場の管理基準が見直されたことへの対応で、2020年までの累計で約45億円を投資しました。
一方で、坑廃水処理業務では、排水基準を満たす水質まで重金属を除去する必要があり、休廃止鉱山管理の要の業務のため、処理コストには国より一部補助金が交付されています。近年、重金属除去に微生物を用いたパッシブトリートメント技術が注目されています。
パッシブトリートメントとは、動力や薬剤を使用しない自然浄化による廃水処理技術であり、薬品を用いた坑廃水処理に比べ、低コスト、低環境負荷プロセスとして導入が期待されています。1970年に閉山した八総鉱山(福島県)では、2016年からJOGMECと共同で実証試験を実施 、技 術の有効性を確認しています。

国内休廃止鉱山の状況

休廃止鉱山管理の体制

当社が管理する休廃止鉱山では、鉱害の発生を防止するため、坑 内および集積場から出る坑廃水の処理や、鉱さいや捨石集積場および旧坑道の維持管理を365日24時間体制で行っています

鴻之舞鉱山(1973年10月閉山)、北⾒鉱山(1963年10月閉山)、余市鉱山(1963年10月閉山)、国富鉱山(1945年3月閉山)、⼋総鉱山(1970年10月閉山)、⼤宮鉱山(1950年6月閉山)、佐々連鉱山(1979年7月閉山)、別子鉱山(1973年3月閉山)、大口鉱山(1977年9月)	鴻之舞鉱山(1973年10月閉山)、北⾒鉱山(1963年10月閉山)、余市鉱山(1963年10月閉山)、国富鉱山(1945年3月閉山)、⼋総鉱山(1970年10月閉山)、⼤宮鉱山(1950年6月閉山)、佐々連鉱山(1979年7月閉山)、別子鉱山(1973年3月閉山)、大口鉱山(1977年9月閉山)
2021年7月1日現在、〔 〕は閉山年月
大口第1鉱さい堆積場の安定工事
工事後の緑化状況