事業紹介
世界でも類を見ない
独自の3事業連携モデル
環境・社会に配慮した鉱山開発・運営を行う「資源事業」。採掘した鉱物資源から高品質な金属素材を生み出す「製錬事業」。そしてその素材に時代が求める新たな価値を付加する「材料事業」。3つの事業が有機的な連携を図りながら、私たちは未来を形づくる素材を提供しています。
住友金属鉱山グループの持続的な成長を支え、容易に模倣できない競争優位性を生み出す基盤となっているのが、資源開発から製錬、機能性材料の生産までを一貫して行う「3事業連携」の世界でも類を見ない非常にユニークなビジネスモデルです。
このユニークな3事業連携のビジネスモデルから生み出される競争優位は住友金属鉱山グループの大きな強みとなっています。
3事業連携から生み出される競争優位
- 資源開発に関する規制や需給の動向の共有化による調達リスクの大幅な低減
- 非鉄金属素材の技術情報共有化による材料事業顧客との新製品開発等での効率的協働
- 製錬、材料事業連携により可能な車載向け電池正極材などの高機能材料の安定供給
- 製錬、材料事業の連携がもたらす供給素材の特性の最適化
- 資源、製錬事業の連携によるマイニングビジネス機会の先取りおよび拡大
- 多様なバックグラウンドを持つ人材の「知恵の結集」による革新的イノベーション
- 資源、製錬、材料事業の連携により循環型システムの構築と機会拡大
- 一貫した自社内でのサプライチェーンによる品質等のトレーサビリティの実現
自社ニッケルサプライチェーン

自社ニッケルサプライチェーン
鉱石
当社が権益を持つ鉱山からニッケル鉱石を安定して調達し、原料を確保することにより、資源調達リスクを低減

中間原料
当社が世界に先駆けて商業ベースで実用化したHPAL技術により低品位ニッケル酸化鉱石を製錬し、限りある非鉄金属資源を最大限に活用

金属素材
中間原料から硫酸ニッケルに加工。正極材の原料として材料事業へ安定供給し、高品質な電池材料の生産へとつなげる

電池材料
正極材に加工。製錬事業との連携により、供給素材の特性を最適化した製品を生産。品質等のトレーサビリティも実現


資源事業
優良鉱山の開発・運営を
グローバルに展開
300年以上受け継がれてきた鉱山開発・操業の経験を生かし、
商業規模で操業を継続している国内で最大の金鉱山
菱刈鉱山の運営や、世界各地での鉱山の開発・運営に
参画するとともに、資源確保に向けて新たな優良鉱山を求め、
各国でのプロジェクトを推進しています。

製錬事業
社会を支える金属素材を
高い技術力で安定的に供給
創業から430年以上の年月をかけて磨き続けてきた製錬技術をもって、
回収が難しい低品位鉱石からも高品質な金属素材を生み出し安定的に
供給するとともに、持続可能な循環型社会の構築に向けて
電池のリサイクルなどにより貢献しています。

材料事業
時代のニーズに即応し
素材に新たな価値を付加
自動車の電動化により今後さらなる需要拡大が見込まれる
二次電池向け正極材などの電池材料、主にエネルギー・環境と
情報通信の分野に利用される機能性材料を開発・生産しています。