国内拠点
播磨事業所

硫酸ニッケルの主要生産拠点として稼働
播磨事業所は1966年に操業を開始して以来、住友金属鉱山の主要製錬所として、亜鉛、鉛、インジウムなどの非鉄金属を生産してきました。現在はハイブリッド自動車や電気自動車の二次電池向け材料の原料として使われる硫酸ニッケルを生産する工場として稼働しています。

播磨事業所で生産する主な製品
硫酸ニッケル

ニッケルめっき用途のほか、アルミ発色、触媒、電池材料用途等幅広く利用されています。
播磨事業所の金属製錬
原料
当社子会社であるフィリピンのコーラルベイ・ニッケル社およびタガニートHPALニッケル社においてHPAL(High Pressure Acid Leach:高圧硫酸浸出)法で作ったニッケル品位約50~60%のニッケル・コバルト混合硫化物(MS)を原料としています。

製錬工程
硫酸ニッケルができるまで
STEP1

加圧抽出
ニッケル・コバルト混合硫化物(MS)を高温高圧下の空気酸化反応により直接加圧抽出し、硫酸ニッケル・コバルト混合溶液にします。
STEP2

浄液
硫酸ニッケル・コバルト混合溶液から酸化中和反応を用いて鉄などの不純物を除去します。
STEP3

溶媒抽出
有機溶媒を使ってニッケルとコバルト、またその他の不純物を分離し、純粋な硫酸ニッケル溶液を製造します。
ビジュアルで見る製錬事業
解説付きのビジュアルで、「製錬事業」についてご紹介します。
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東予工場の銅鋳造の様子