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人材育成

人材育成では、職場の上司や先輩によるOJTを基本に、仕事の知識やスキルを身に付けさせるだけでなく、業務を通じた人としての成長も促していきます。OJTを補完するために、従業員スキル向上・移行支援などをはじめとする豊富な研修プログラムや、講習会、eラーニング、通信教育などのメニューもそろえています。また、次世代経営人材に求められる能力として、計画を立て実際に遂行していく「実行力」、物事を体系的に考え組み立てまとめあげる「構想力」、物事の本質を理解し正しく判断する「認識力」の3つをキーワードに掲げ育成に取り組むほか、階層ごとに幹部候補を選抜してリー ダーの育成を目指した研修にも取り組んでいます。

  • 新入社員研修新入社員研修
    新入社員研修
  • 事務職課題解決力向上研修事務職課題解決力向上研修
    事務職課題解決力向上研修
  • ミドルマネジメントプログラムミドルマネジメントプログラム
    ミドルマネジメントプログラム

人材育成と多様な人材の活用

  • 製錬大学製錬大学

    製錬大学高度な製錬技術伝承のために~高度な製錬技術伝承のために~

    2017年3月から「製錬大学」を開講しました。これは、金属系の新入社員を対象とした新しい教育プログラムです。今回受講したのは2016年度に入社した社員であり、配属後にしばらく現場で経験を積んだ後に改めてOFF-JTの場で学び、現場のものづくりと理論を紐づけ、課題解決力を身につけることを目的としています。

    最近、大学での非鉄金属系の教育では、冶金プロセス学の講義時間が減少し、実際の製錬のものづくりを理論的に学ぶ機会が少なくなっています。また、当社の金属部門でもマテリアル系(旧冶金系)専攻以外の新入社員が増加し、入社後に専門知識を学ぶ場を設けることが人材育成の課題となっていました。

    今回の「製錬大学」は、新居浜研究所の研究員や各工場の課長などが講師になって週2回のペースで開講。受講者からは「現場によるものづくりの違いを学び、大きな財産になった」といった声が聞かれ、専門的な知識を習得するとともに製錬技術者としての姿勢を学ぶ貴重な機会となりました。今後も「製錬大学」を継続して開講し、当社が培ってきた技術を受け継ぐ製錬技術者の育成に力を注いでいきます。

  • マイニングスクールマイニングスクール

    マイニング
    スクール鉱山エンジニアを育成

    鉱山運営を継続していくためには、高度な専門知識と経験を備えた技術者を育成し、技術を継承していく必要があります。当社グループの重要事業拠点である菱刈鉱山は、鉱山エンジニアを育成し、高度な技術力を継承するトレーニングの場としても重要な役割を担っています。資源事業本部では採鉱系、地質系の大学卒新入社員を菱刈鉱山、選鉱系新入社員を愛媛県の新居浜研究所に配属し、専門技術と鉱山操業全般技術の基礎をOJTで習得させています。「マイニングスクール」卒業後は既存の海外鉱山や新規プロジェクトの発掘・開発を手掛け、世界中の拠点で活躍する技術者を生み出しています。

  • 未来洞察プロジェクト未来洞察プロジェクト

    未来洞察
    プロジェクト新事業への探究

    資源・製錬・材料という3つの事業を連携させたビジネスモデルは当社の大きな強みです。その連携を深めて新たな付加価値を生み出すとともに、既存の発想にとらわれない新しい事業の創造にも取り組んでいます。材料事業本部が中心となって進める「未来洞察プロジェクト」もその取り組みのひとつです。

    このプロジェクトは、「未来洞察」の手法を導入し、現在の事業の延長線上にはないような斬新な新事業や新製品のアイデアを創出しようというものです。適性テストによって全社横断的に選抜したメンバーが集結し、未来を洞察する「社会変化仮説」に関わる議論を行ない、その仮説に「当社保有技術」をかけ合わせて最終的に10のテーマを創出しました。これらのテーマについて、技術本部および材料事業本部によるチームで精査を進めており、早急な具現化をめざしています。

  • ESGケーススタディ東北大学とのビジョン共創型パートナーシップに
    基づく取り組みを開始

    当社グループは、東北大学と、2050年に向けたビジョン共創型パートナーシップに基づく取り組みを開始しました。「太陽エネルギー社会」の実現というビジョンの達成に向けて、共同研究を通じて、革新的な材料科学の創生による地球規模のエネルギー・環境問題解決への貢献を目指します。

    2018年度から約2年間をかけて、技術系のみならず視野を広げるために文系の教授陣にも参画いただき、議論を重ねてきました。2050年ターゲットとした「ありたい姿」として、「太陽エネルギーで地球のエネルギー需要をまかなう」未来を、「ビジョン」としては「革新的な材料科学の創生を通して『太陽エネルギー社会』を実現する」を策定しました。2020年度は、このビジョンからバックキャストした具体的なステップとして材料系素材の共同研究・開発を開始し、事業化・社会実装の実現に向けて取り組むことで、新たな価値の創造を目指します。