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社員紹介
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技術系

亀谷 美哲

資源事業本部菱刈鉱山鉱務課
2017年入社 環境循環システム専攻

決断

山を、自然を相手にする。
予測不能な世界で、
彼は考え、決断し続ける。

重責こそが誇り。
鉱石の品位を濃縮し、
ビジネスを成立させる。

世の中を根底から支える仕事がしたい。亀谷がそんな想いを抱くようになったのは、少年時代のとある経験からだった。

「私が少年時代を過ごした沖縄は、頻繁に台風被害に見舞われます。そのたびに停電が起こり、暗闇で過ごすことになるのですが、そのときにエネルギー・資源への関心が高まりました。人々の暮らしを支える仕事がしたい。そう考えるようになった私にとって、世界の非鉄リーダーを目指す住友金属鉱山は、これ以上ない環境でした。」

入社後は、選鉱技術研究、海外鉱山の管理業務を経て、菱刈鉱山へ。現在は職場長として、選鉱場ならびに坑外設備の管理業務を任されている。選鉱とは、採掘された鉱石を選別すること。品位の高い鉱石を選りぬき、次の工程へ届けることが彼のミッションだ。

「現場作業を担うスペシャリストの皆さんから多くを学びながら、刺激的な日々を過ごしています。この工程は鉱石中の有用鉱物を『濃縮』し、操業をビジネスとして成立させる重大な責任を伴うもの。まだまだ経験不足な面は否めませんが、責任ある仕事を任されていることを誇りに思っています。」

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絶えず変化する。
トラブルに立ち向かい、
最適解を導き出す。

水に浮かべ、性状の違いから選別する。目で見て、人の手で選り分ける。「選鉱」の方法はさまざまだ。鉱山の開発時には、そうした方法の中から最適な方法が定められる。しかし、「選鉱」は、同じ作業を繰り返すだけでは成り立たない。金鉱石の品位が高いことで知られる菱刈鉱山といえど、採掘される鉱石の品位は常に一定であるわけではないからだ。

「私たちが相手にしているのは山であり、大自然です。想定通りにものごとが進むことはほとんどありません。想定より金の含有量が少ないこともあれば、鉱石が異常な水分を含んでいることだってあるのです。刻一刻と変化する状況に合わせて、最適解を考え、決断する。この職場では常に変化する状況に向き合わなければならないのです。」

だからこそ、亀谷は現場を何よりも大切にしている。現場で起きている事象をその目で確かめ、現場の声を聞き、共に解決策を模索する……。その積み重ねのみが、活きた知識を与えてくれるということを彼は知っている。

「先輩方に学びながら、現場での経験知を積み重ねる。少しずつではありますが、自分にできることが増えていると実感しています。ただし、この職場ではすべてが理屈通りにいくとは限りません。『根拠は明確ではないけれど、上手くいった』なんてケースもしばしば。もちろん、論理的なアプローチは大前提ですが、『あきらめない根性』も必要だと思っています(笑)。」

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確かな成長を感じて。
青年は
まだ見ぬ世界を夢見る。

住友金属鉱山は、創業以来、予測不可能な大自然と向き合い続けてきた。言うならば、常に変化に直面し、正解のない環境を生き抜いてきたわけだ。そのチャレンジの日々は、技術者たちを飛躍的に成長させている。

「ここで仕事をしている人は、みんな山と向き合っている。ですから、少々のことで動じることなんてありません。そうした環境でやりがいのある仕事を任され、バリューチェーン全体における最適解を導き続ける。その経験は、私自身に視野の広がりをもたらし、課題解決力と強靱な精神力を与えてくれました。」

菱刈鉱山は、商業規模で操業を継続している国内最大の金鉱山だ。そして、ここで多くを学んだ人材たちは、やがて世界の鉱山開発・操業で活躍する技術者になる。亀谷もそんな未来に胸を躍らせる若者の一人だ。

「場所や採掘される鉱石が変われば、そこにある課題やトラブルも変わる。世界の鉱山でどのようなチャレンジが待っているのか。どのような経験ができるのか。今から楽しみで仕方がありません。鉱山運営により深く関わり、世界を舞台に活躍する。その光景を夢見ながら、今、自分に与えられた責任を全うしていきたいと思っています。」

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学生へメッセージ

就職活動はこれまでの“自分”を振り返り、これからどうしていくかを考える、とても重要な時期です。ただし、自分ひとりで考えていては、認知できない部分もあるはず。家族や友人、先輩、先生とたくさん話をして、“自分”について整理してください。その結果、自分自身が後悔しないと思えた会社が、住友金属鉱山であったならば、嬉しい限りです。

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ある1日のスケジュール

  • 7:00
    出社。1日のスケジュールの確認。
  • 7:15
    朝礼ミーティング、各個人の業務内容の確認と保安指示。
  • 8:00
    各所巡回。
  • 9:00
    先週実績の確認/報告と今後の計画について報告、討議。
  • 11:45
    昼休み。
  • 14:00
    出荷先との先月実績の確認/報告および当月以降の計画について確認/報告。
  • 15:00
    各所巡回。
  • 15:30
    当日操業実績の確認と課員への気がかり等の聞き取り。翌日以降の計画の見直し。
  • 16:00
    退勤。

休日の過ごし方

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お風呂に入れてあげたり、ご飯を食べさせたり……。子どもと過ごす時間は、私にとって何よりの宝物です。なるべく残業はせず、我が子との時間を楽しんでいます。仕事では山と向き合い、家では小さな命と向き合う。どちらも思い通りにいかないことばかりですね(笑)。