Member
  • 画像01
    技術系

    吉田 尚史

    機能性材料事業本部
    粉体材料事業部
    ペースト部 技術課
    2019年キャリア入社 
    物質創成科学研究科修了

    前職では、電子材料分野における機能性材料の研究開発に従事。顧客と向き合いながら、市場に価値を届けたいと考え、住友金属鉱山へ。国内顧客に向けた、電子部品向けペーストの開発を担当。

  • 画像02
    事務系

    長岡 真由子

    経理部
    2011年キャリア入社 
    経済学部卒

    財務情報をただの数値として捉えるのではなく、温度感をもって企業を理解したいと考え、顧客の会計数値を扱う事務所から事業会社である住友金属鉱山へ転職。経理担当として決算に関わる多様な業務を担当。

  • 画像03
    事務系

    柴山 拓也

    資材部
    2015年キャリア入社
    国際経営学部卒

    前職は外資系船会社でオペレーション業務を担当。海から山へ。まったく異なる業界であった住友金属鉱山を次の活躍フィールドに選んだ。現在は資材部で大規模装置の調達・交渉を任されている。

  • 画像04
    事務系

    冨永 雄也

    機能性材料事業本部
    粉体材料事業部
    2019年キャリア入社 
    商学部卒

    製鉄会社の営業としてキャリアを積み、住友金属鉱山へ。粉体材料事業部で近赤外線吸収材料(CWO®)の営業を担当している。将来性のある製品に関われることが大きなやりがいになっている。

住友金属鉱山の
あるべき未来を考える。

画像05 画像06

仕事について

求めていた仕事が、
ここにはあった。

――他企業でのキャリアを持っている皆さんの視点は、住友金属鉱山の革新・成長に欠かせないもの。皆さんが考える会社の魅力や風土について伺いたいと思います。まずは、転職後、それぞれの仕事にどのような変化があったかを教えてください。

  • 冨永
    私が営業担当を務める近赤外線吸収材料(CWO®)は、可視光線を通しながら、熱を持つ近赤外線を吸収・遮蔽する画期的な製品です。自動車や建築物の窓に用いれば、車内・室内の温度を下げる効果がありますし、農業用のビニールハウスに採用することで真夏の室温上昇を防ぐこともできる。ただモノを売るだけでなく、社会への貢献実感を得られるようになったことは大きな変化ですね。仕事のやりがいはもちろん、自らの視野も大きく広がったと思います。
  • 吉田
    新たな機能性材料を生み出す仕事内容は、前職時代も今も変わりはありません。大きく変わったのは、特定のお客様に向き合い、製品化を目指せる環境と裁量があること。入社以来、担当しているペースト材料は、まだ採用には至っていないものの、難解な要求を満たす材料を発見し、その材料がしっかりと評価されたときには、この上ないやりがいを感じられました。もう一つは、開発者個人ではなく、チームでモノづくりをしていく姿勢が強いこと。ここは大きな違いだと思います。
  • 柴山
    チームの意識が強いことは、全社的な文化なのかもしれませんね。住友金属鉱山に来て、大きく変わったのは、自分のことだけでなく、チーム全体のことを考えるようになったこと。前に勤めていた企業では、個人の成績が評価に直結していたので、自分が数字を出すことに拘っていましたから。ここでは、誰が成果を上げるかは、それほど重要とされていません。それでも、一人のプロフェッショナルとして調達時のコスト削減に貢献できたときなどは、大きなやりがいがあるのですが。
  • 長岡
    前職時代は、第三者の立場から、顧客の決算業務の正しさを確認する業務を担当していましたが、どうしても扱う数字をただの数としてしか見ることができなかった。住友金属鉱山に来たのは、そこが大きな理由でした。入社後、現場経理を担当し、生産現場を見てきた経験から、温度感のある仕事ができるようになったこと。それが最大の変化であり、成長だと思っています。数字の背景にどのような要因や事象があるのか。そこにどのような現場の想いや取り組みがあったのか。経理のプロフェッショナルとして、やりがいも視野も大きく広がったと思っています。
画像07 画像08

企業文化・風土について

歴史を紡いできたのは、
進化と挑戦への意欲。

――皆さん一様に、自らの仕事や環境に手応えを感じているようですね。次は、それぞれが思う住友金属鉱山の文化・風土の魅力についてお聞かせください。

  • 冨永
    400年以上の歴史と伝統を持つ企業だけに、「お堅い感じなのかな」「保守的なのかな」という先入観があったのですが、実際の姿は違いました。住友金属鉱山には、「進化していこう」「よりよくしよう」という意欲があり、それを行動で示すチャレンジも活発です。そうした姿勢がこの歴史を育んできたのだと実感しています。さまざまな企業や学術機関、官公庁とのオープンイノベーションを目的とした「X-MINING」などはその代表的な取り組み。事業の性格上、慎重なタイプの人が大多数ですが、少数の「尖った人」とちょうどいいバランスが取れている気がします。
  • 吉田
    「進化していこう」「よりよくしよう」という意欲が浸透しているから、個々のアイデアや提案を大事にしてくれる会社だと思います。こちらからの提案を頭ごなしに否定されたことは、一度もありません。「外を見てきたあなたの意見を聞きたい」と言ってもらえることは本当にありがたいですし、こちらとしてもアクションを起こしやすくなる。材料開発はゼロから価値を創り出す仕事ですから、そうした文化・風土があることは、大きな強みだと思っていますよ。
  • 長岡
    一人ひとりの人材を大切にしてくれる。その想いを受け止めてくれる。それは、私も強く感じている魅力です。私自身、「温度感のある仕事がしたい」「数字から企業を理解したい」と考えていたこともあって、本社で財務決算に携わっているうちに「生産現場のある職場で勤務したい」という思いがより強くなり、現場勤務の希望を出していたのですが、周りの上司や同僚に思いを伝えると、皆さん「ぜひ行ってこい」という私の想いを後押ししてくれたのです。会社側の意向と合致した結果だとは思いますが、本当に人を大事にしてくれる会社だと感じましたし、その経験が今の仕事にも活かされています。
  • 柴山
    個々の価値観を尊重する、人を大事にするといった点も踏まえてですが、私が感じるのは住友金属鉱山の「懐の深さ」ですね。活躍する人や挑戦を願う人を応援することはもちろん、どんなに結果を出せなくても、思うように仕事ができてなくても、この会社は絶対に人を見放すようなことはしません。数字が重要だった環境で仕事をしてきた私からすると、それは本当にすごいことなのだと思います。
画像09 画像10

――皆さんのお話から、変えてはいけない会社の魅力が見えてきた気がします。では、最後に、住友金属鉱山がさらなる発展と成長を遂げるために、どのような変化を遂げる必要があるとお感じですか。

  • 吉田
    事業の性格上、仕方ない面もありますが、慎重であるがゆえにプロセスに時間をかけがちなところは課題ですね。チームでモノづくりを進めるからこそ、個々の意見を尊重するからこそ、たくさんの人を集めて何度も会議をする。よい点と表裏一体ではありますが、スピードや効率を考えると、バランスを取っていくことが大事だと思います。アイデアをぶつけ合う場はたしかに大切です。でも、それで、研究に打ち込む時間が捻出できなくなっては本末転倒ですから。素晴らしい風土をより機能させる改革が求められると思います。
  • 冨永
    お客様が、市場が求めるスピード感をいかに実現するか。そこは、営業でも大きな課題ですね。扱う製品の特性上、安全性を吟味し、承認するプロセスにはどうしても時間がかかってしまいます。これまでは、各部署の責任者から承認を得るだけでも一苦労でしたが、そうしたプロセスをデジタル化する試みも現在進行中です。私たち自身も、その革新を待つのではなく、しっかりと声を上げていきたいですね。
  • 長岡
    そうした点に「気づけること」って大事ですよね。仕事のプロセスや方法論を当たり前だと思ってしまうと、変えていく必要性すら感じないわけですから。住友金属鉱山には、キャリアも出自も関係なく、人の意見を尊重してくれる風土がありますので、そうした点を発信していくことが大事だと思います。私が入社したのは、キャリア入社が活発化して間もないころでしたが、そのメンバーたちもリーダーを任されるようになっている。会社がさらなる発展・成長を遂げるために、その役割は決して小さなものではないと思っています。
  • 柴山
    企業理念や風土、文化の浸透についても同じことが言えますよね。「住友金属鉱山しか知らない人」に、この会社の素晴らしさが十分に伝わっていないように感じます。もちろん、彼らにとっては、それが当たり前なのでしょうが、他の会社でもそうであるかというと、そうではない。社会に対する事業の意義も、挑戦やアイデアを後押ししてくれる風土も、人を大事にしてくれる懐の深さも、決して当たり前のものではありません。その魅力をしっかりと発信していくことは、私たちの重要なミッションだと思っていますよ。
画像11