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社員紹介
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技術系

岡 裕輔

電池材料事業本部磯浦工場電池三課
2016年入社 工学研究科 材料システム工学専攻修了

情熱

今よりもっと。さらなる高みへ。
技術者たちの「情熱」が
世界を大きく変える価値になる。

誰もが抱いている
モノづくりへの熱き想い。
こうなりたい。そう思った。

大学時代に材料を専攻していた岡は、非鉄金属メーカーを中心に就職活動を行っていた。中でも目を引いたのが、住友金属鉱山の電池材料事業。人々の暮らしを支える価値、壮大なスケール、未来の可能性……。そのすべてが、魅力的に映ったのだという。

「決定打は、インターンシップや工場見学でお会いした先輩方でした。今よりもよいモノをつくりたい。新たなプロセスを立ち上げたい。その熱い想いに心が揺さぶられました。いつかは自分も先輩方のようなエンジニアになりたい。この人たちとモノづくりがしたい。強く、そう思いました。」

配属先は磯浦工場。リチウムイオン電池の正極材料となるニッケル酸リチウムの製造を担うことになった。主なミッションは、電池製造工程の操業管理・改善。さらには新製品製造のための設備立ち上げを任されることもある。

「ここでつくられる電池材料は、電気自動車のバッテリーなど、世の中をよりよくする最先端の製品です。そのニーズは日に日に高まり、生産量も倍々になっているほど。より大きな容量を実現する、長持ちする特性を持たせるなどの高度な要求に応えるために、あらゆる部門が連携し、組織一丸となったモノづくりが進められています。」

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毎日、変化しかない。
些細な違いを
見極め、答えを示せ。

岡が任されているのは、電池材料製造における最初の工程だ。硫酸ニッケル溶液を化学反応させ、ミクロンオーダーの水酸化ニッケル粒子に変えていく。

「電池材料の生産現場では、常に変化が付きまといます。配属時には、先輩から『毎日、変化しかないぞ』と言われたほどです。大切なのは些細な『変化点』を見逃さないこと。品質をつぶさに確認しながら、設備の状態や操業条件を確認する。そこには、繊細な気配りが求められます。ロスの発生を極力減らしながら、目標生産数量を達成した時には、この上ない達成感を味わうことができますよ。」

最初の工程だからこそ、責任も重大だ。設備にトラブルが起きることもあるし、それが迅速に解決されないことだってある。どのような事態においても、あわてず、迷わず、最善の手を打つこと。そのために、岡は上司や他部署、現場のオペレーターと連携を密にする。

「私たちが変化に対応できなければ、生産計画を狂わせ、後工程に迷惑をかけてしまいます。経験を重ねる中で、解決策の引き出しは増えていますが、トラブルが発生した時には、いまだにヒヤヒヤしてしまいます。それほどの責任を担っているわけですから。」

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組織一丸となったモノづくり。
理想のチームで、
新たな価値創造に挑む。

部門を超え、組織一丸となってモノづくりをする。常に、新たな価値の創造に挑み続ける。入社前に思い描いていた理想の仕事で得られたのは、切れることのない強固な「絆」だった。

「当社は少数精鋭の会社。人と人との絆も強いです。たとえ部署を異動になっても、転勤したとしても、『誰々と同期』『前の部署で一緒だった』など、必ずどこかでつながりがあります。何か困ったことがあれば、気軽に相談できる『先生』がたくさんいますので、仕事も、プライベートも楽しく過ごすことができています。」

情熱に満ちた同志たちと共に、世の中を支える価値を創り出す。充実した日々の中で、岡は自分だけの「想い」を見つけた。そこには、入社前に出会ったあのエンジニアたちと同じ、「熱さ」がある。

「電池製造工場を1から立ち上げてみたいと思っています。既存設備の改造や、単一設備の導入までは経験したことありますが、プロセス全体を見た時の設備設計・立ち上げには携わったことがありません。この事業はさらなる可能性を秘めていますし、その製造プロセスもまだまだ発展途上。そうした重責を任されるエンジニアになるべく、日々精進してきたいですね。」

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学生へメッセージ

当社は少数精鋭の採用を行っているため、若いうちから責任のある仕事を任せてもらえます。学生時代に学んだ専門以外のことにも挑まなければならないので最初は苦労しますが、周囲の方々のサポートも手厚く、気軽に相談できる風土もあるので、熱意さえあればいろいろなことにチャレンジすることができ、エンジニアとして飛躍的な成長を遂げることができるでしょう。「専門性を活かしたい」「新しいことに挑戦したい」など、モノづくりに対して熱い想いを持った方と一緒に働きたいですね。

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ある1日のスケジュール

  • 7:45
    出社。現場オペレーターの引き継ぎ会に参加し、前日の夜勤帯の操業状況を確認。
  • 8:00
    スタッフ間でミーティング。前日の操業状況や工事進捗状況等の情報を共有。
  • 8:15
    メールチェック。
  • 8:30
    現場確認。製造工程で使用する分析装置に不具合ありと連絡が入ったので、点検・調整実施。
  • 9:00
    開発中の新製品の量産設備での試作試験実施。設備オペレーション、データ取りを担当。
  • 12:00
    昼休み。
  • 13:00
    打ち合わせ。設備改造に関して、エンジニアリング部門の担当者と仕様を確認。
  • 14:00
    データ整理。試験時のデータ、量産品の品質データをまとめて、関係者へ情報共有。
  • 16:30
    資料確認。設備改造に関する図面回覧依頼が来たため、設計思想通りの仕様になっているか確認。
  • 17:00
    操業条件調整。品質状況を確認し、夜勤帯の操業条件変更を関係者へメール連絡し、現場オペレーターには直接説明。
  • 17:30
    退社。

休日の過ごし方

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休日は職場の先輩たちとゴルフを楽しむことが多いです。近くにはきれいなコースがたくさんありますので、良いリフレッシュになっています。ゴルフは「己との闘い」だというのはわかっているのですが、やはり一緒に回っている人には負けたくないもの。まあ、仕事においても、ゴルフにおいても、その背中を追いかけている感じなのですが(笑)。