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社員紹介
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事務系

鈴木 晃太

金属事業本部銅・貴金属営業部
2014年入社 法学部卒

使命

予測不能な事態の数々を
一丸となって打開する。
守り、支える使命があるから。

顧客を支え続ける――
契約を終えても、
営業の仕事は終わらない。

社会の電力インフラを支える電線に、最先端のエレクトロニクス製品の部品、電気自動車のバッテリー、モーター……。最終用途によって、さまざまに姿を変える「素材」。鈴木が住友金属鉱山を選んだのは、そこに面白みを感じたからだという。

「独自のビジネスモデルやその製品の可能性に惹かれました。キャリアのスタートは工場の経理担当でしたが、モノづくりに関わった経験が今の営業活動に活かされています。お客様の要望にどう応えるか。現場を知らなければ、提案できることにも限界がありますからね。」

現在、鈴木が担当するのは、銅地金の営業。扱う物量は年間45万トンにも及ぶ。同製品の販売は年間契約を基本に進められる。最初に年間の生産計画が立てられ、それをもとに顧客と契約を結び、求められるタイミングに合わせて、銅地金をデリバリーしていくわけだ。

「とはいえ、売ったら終わりというわけではありません。さまざまな要因によって、お客様の生産計画が変更になることもあれば、追加のオーダーが生じることもある。さらには、製品の大きさからデリバリー手段が船便メインということもあり、自然災害による輸送トラブルも頻発します。営業のミッションは、長期にわたってお客様の要望に応え、支えていくことなんです。」

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船が来ない?
港が封鎖?
想像を超える難題も。

製品の質。価格をはじめとした条件。納期。鈴木のもとには、顧客からの多様な要望が寄せられる。生産現場と密に連携しながら、それらに応え、信頼関係を築く。モノづくりをビジネスとして成立させるうえで、営業の果たす役割は大きい。

「営業シーンにおいて、こちらの希望がそのまま通ることはありませんし、お客様の要望すべてに応えることもできません。だからこそ、自社の方針を理解し、自らの考えをしっかり固めておくこと。お客様の方針を理解し、相手の立場を理解しておくことが必要不可欠です。そうすることで、利害関係の対立に着地点を見出しやすくなりますからね。」

一方で、このビジネスには予想もできないようなトラブルが頻発する。とくに台風の時期には気を揉むことになるそうだ。大きくて、重い銅地金のデリバリーは、代替がききにくい一面を持っている。

「船が動かない。着かないという事態はもちろん、港が封鎖されるなんてケースもありました。製品が製品だけに空の便でという対応はできません。トラックをフル稼働させて、別の港から運ぶなど、緊急の対策を取ることもしばしばです。川上にいる私たちの仕事が遅れれば、お客様のモノづくりがストップしてしまうことになります。私たち営業は、その使命を決して忘れてはいけないのです。」

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世の中の変化が
自分事になる。
使命のモノづくり。

金融商品でもある金属。そこに関わるビジネスは、世の中のあらゆるできごとの影響を受けることになる。そこに、金属営業の醍醐味があると鈴木は話す。

「世の中のさまざまな変化が自分事になる。本当に面白い仕事だと思います。電気自動車の普及予測、次世代通信網の整備、チリの地下鉄料金の値上げをきっかけとした暴動、インドの新しい税制や日本との経済連携協定……。この仕事をしていなければ、興味を持って調べる機会はなかったと思います。」

世界と向き合う。その仕事は、確かな成長とやりがいを与えてくれるものだ。そして、彼らが提供する製品自体が世の中にもたらすインパクトも大きい。

「インドにあるお客様の工場を見学する機会があったのですが、そこで当社の素材が電線となり、現地のインフラ整備に貢献していることを知りました。私たちの仕事が、その国に灯りを点している。その事実に胸が熱くなり、世の中に欠かせない仕事であることを再確認できました。今後の目標は、その喜びを決して忘れることなく、使命を果たし続けること。さまざまな製品に関わることで、自らの見識を広げていきたいですね。」

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学生へメッセージ

鉱石の採鉱から、金属の製錬、材料加工、営業に至るまで。住友金属鉱山は、川上から川下までさまざまなかたちで世の中に関われる機会を持つ会社です。世の中に欠かせない製品や、仕事を任され、人を大事にする社風に魅力を感じた方には、ぜひ来ていただきたいですね。

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ある1日のスケジュール

  • 9:00
    出社。まずは銅相場をチェック。その後メールチェックと1日のスケジュールの確認。
  • 10:00
    LME Brokerと銅相場の見通しについて情報交換。
  • 11:00
    海外顧客と足元の市況と現地の通関書類に関する新制度についてWebミーティング。
  • 12:00
    昼休み。社内メンバーと近くの店でランチ。
  • 13:00
    国内顧客とWebミーティング。銅相場と南米銅鉱山の状況を説明し、先方から足元の市況をヒアリング。
  • 14:00
    来月の販売計画に関する事務作業。
  • 14:30
    来月の出荷予定について物流会社とWebミーティング。
  • 15:00
    顧客面談の議事録作成。午前中にヒアリングした通関書類の件を法務に相談。次の社内会議の準備。
  • 16:00
    来月のヘッジ計画について社内会議。
  • 17:00
    先物取引市場(LME)を用いてヘッジオペレーション。
  • 19:00
    退社。

休日の過ごし方

画像06 ※本人は右から二番目

学生時代から、旅行が趣味です。大きなリュックを背負って、気の向くままに。バックパッカーのようなこともしていましたね。とくに印象に残っているのは、ボリビアのウユニ塩湖。「天空の鏡」といわれる湖面は、空を映し出し、夜には360°が星空になります。バスが来ない、空気が薄いなど、行くまでの苦労も一瞬で吹き飛びました。