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社員紹介
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技術系

熊谷 友希

技術本部材料研究所
2014年入社 工学研究科材料システム工学専攻修了

共創

ひとりでは何も成し遂げられない。
新たな価値の創造に
チーム一丸となって臨む。

素材が変われば
常識が、世の中が変わる。
革新の創造に挑む。

日々の暮らしを便利にしてくれるエレクトロニクス製品に、環境にもやさしい電気自動車……。住友金属鉱山の素材は、世の中を根底から支え続けている。材料研究所で活躍する熊谷も、そんなやりがいに魅せられたひとりだ。

「素材の特性が少し変わっただけで、世の中の製品が大きく変わる。そこに魅力を感じました。たとえば、携帯電話。発売当初は肩に担ぐほどの大きさだったものが、今では手のひらサイズ。さらに、想像もできなかったような多彩な機能が備わっていますよね。まあ、素材に興味を持った本当のきっかけは、SFアニメに出てくるロボットだったり、そこに用いられている『あの合金』だったりするのですが(笑)。」

熊谷が担当するのは、積層セラミックコンデンサの電極材料に用いられるニッケル粉の開発だ。粉の粒をより小さくする、ペースト化した時にそれが均一に分散するようにするといった難解なテーマに向き合っている。

「任されているのは、次世代に向けた革新材料の開発です。この市場はまだまだ未成熟で、研究開発の成果次第でイニシアティブを握れるかどうかが決まります。試行錯誤を重ねる。モノができる。次々と課題が出てくる。現在は、それを繰り返しているところ。まるで手のかかる子どもを持ったような気持ちですね。」

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求められるスピードと成果。
顧客の期待に、
チームワークで応える。

ラボスケールの実験で物質の特性を改善する。顧客の評価を経て、大量生産を見据えた製造プロセスのスケールアップを検討する。材料研究の仕事が、実験室だけで完結することはない。

「大学の研究では、割とひとりでマイペースに実験を進めるタイプでした。けれど、ここではビジネスの価値を生み出さなければいけません。ひとりの知識や手数には限界がある。だからこそ、周囲のスペシャリストが持つ知見を取り入れ、協力し合っていくことが大切だと痛感しています。」

学んだのは、共に創る姿勢。そして、その姿勢が生み出す可能性の大きさだった。そもそも、ひとつの研究テーマを製品にしていくためには、顧客に向き合う営業や、モノづくりを担う生産現場に加え、工務、経理、資材など多様なメンバーと連携していく必要がある。

「電子材料の世界は製品のサイクルスピードが速いので、チームの力が何よりも大切になります。私が住友金属鉱山を選んだのも、工場見学をした時に、その連携のよさと風通しのよさを感じることができたから。ゴールは遥か先ですが、この最高の環境で確かな価値を生み出したいと考えています。」

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製品の上市。
それ以外、
何も見えない。

ひとりの力で何かを成し遂げることなどできない。けれど、チームに欠かせない仕事をしていこう。充実した日々の中で、熊谷が見据える目標は、ただひとつだ。

「製品の上市。目標は、それ以外にありません。お客様が求める特性やコストメリットを実現し、好評価をいただく。その喜びと達成感を積み重ねながら、自らのミッションを果たしたいと考えています。」

これまでのキャリアにおいて、上市された製品に関わった経験はある。ただし、自らが主体となったプロジェクトはこれが初めて。ここでの成功は、彼女にかつてない喜びと成長を与えてくれるはずだ。

「今は、『我が子』に手を焼かされている状況です。その瞬間の喜びをイメージする余裕は、残念ながらありません。けれど、『関わった』と『成し遂げた』では雲泥の差があることは間違いないでしょう。ただ、大喜びすることはあっても、泣くことはないと思います。製品化した瞬間は、すでに別のテーマに取り組んでいて、頭を悩ませ続けている。そんな気がしますね(笑)。」

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学生へメッセージ

会社に何を求めるか、組織の中で自分が何をしたいかは人それぞれです。自分の軸をしっかり持って就職活動に臨めば、きっとよい出会いがあるはずです。皆さまの前途に幸多からんことを。

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ある1日のスケジュール

  • 8:00
    出社。メールチェック。
  • 8:30
    ラジオ体操、朝礼。
  • 8:50
    グループミーティング。本日の業務内容をチーム内で共有。
  • 9:00
    実験。実験内容に応じて耐薬品性の作業服へ着替える。
  • 12:30
    昼休み。食堂で昼食をとったり、デスクで一息ついたり。
  • 13:30
    実験の続き。隙間時間を利用して評価結果の確認、およびデータ整理を進める。
  • 15:00
    デスクワーク。報告資料や特許等の作成。
  • 17:00
    明日のための段取り。実験条件の詳細組立や、会議準備。
  • 17:45
    退社。

休日の過ごし方

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大学時代に演劇サークルに所属していたこともあり、舞台を見に行くことが趣味です。映画などの映像作品と違って、舞台には独特の臨場感とライブならではの迫力があります。また、愛媛にいたころは、地域の劇団でミュージカルに出演することもありました。自ら演じる。その楽しさも満喫しています。