廣瀬 竜靖
金属事業本部東予工場事務課
2017年入社 社会科学部社会科学科卒
絆
かけがえのない仲間を
守り、支える。
紡がれた「絆」こそが、誇り。
モノづくりの担い手に
真摯に向き合い、その声を聴く。
答えは、いつも現場にある。
住友金属鉱山との出会いは、とある記事を読んだことだった。住友財閥の源流企業。資源を持たない日本で、鉱山を所有している。その魅力が廣瀬の好奇心を刺激した。
「最初は面白そうという理由だけで、エントリーシートを送りました。しかし、選考が進んでいく中で、資源開発から製錬、材料の生産までを手がける独自のビジネスモデルを持っていることを知りました。そして、長い歴史を持ち、その伝統を大切にしていることに惹かれました。いつしか『この会社で生きること』が、心からカッコいいと思えるようになりました。」
入社後は、東予工場の労政担当を任されることになった。そのミッションは労働者の視点に立ち、経営サイドと時に議論を交わし、時に協働しながら、職場環境の改善や人事関係の業務を担うこと。ひとことで表すならば、「仲間のための仕事」だと言えよう。
「この仕事は現場が基本。机上ではなく、実際に現場に足を運び、現物を観察し、現実を認識した上で、問題を抽出し、よりよい環境を創り出していきます。何より大切なのは、モノづくりを担う人たちと真摯に向き合うことですね。その声を、想いを聴くことでしか、見えない課題があるんです。」
頼られたからには、
応えたい。
この仕事は「万屋」だ。
廣瀬の仕事は、職場改善や人事業務だけではない。その業務範囲は実に多様なものだ。他部門の仲間たちからは「そんな要望も寄せられるの?」と驚かれることもある。
「社員の家族から保育施設の相談を受けることもありますし、体調のすぐれない社員を病院まで送っていくなんてこともあります。時には業務外の相談をされることもありますが、それら一つひとつに丁寧に向き合うように心がけています。ただ、その相談を邪険にすることは絶対にしません。たとえ、担当外であっても私を頼りにしてくれているのですから、そこに応えたいと思うのは当たり前のことですよね。」
ここで働くすべての人を支え続けること。そして、よりよい環境を実現すること。廣瀬はそこに確かなやりがいを感じている。
「労政業務には、明確な正解がありません。その結果が数字で評価をすることが難しい業務です。だからこそ、自らのアイデアで『よりよくできた時』には大きな達成感があります。働き方改革に取り組み、労働条件が改善した。自身が教育に携わった社員がたくましく成長している。その変化を目の当たりにできることが、この仕事の醍醐味だと思っています。」
目指すのは、世界最強の製錬所。
この仲間となら、
絶対に成し遂げられる。
東予工場で労政担当となって、およそ2年。ここで紡がれた「絆」は廣瀬にとってかけがえのない財産となっている。この仲間たちを支えていきたい。共に高みを目指したい。その想いは日に日に募るばかりだ。
「東予工場は『世界最強の製錬所』を目指しています。一人ひとりが自らの仕事に誇りを持ち、さらなる技術の研鑽に努めている……。そうした人たちとここで働けること、そして、確かな『絆』を感じながら仕事ができることが、私にとって何よりの誇りです。」
同志であり、もうひとつの家族。廣瀬にとって、この場所は特別なものとなった。現場に足を運ぶと、たくさんの人が笑顔で話しかけてくれる。足を止め、他愛のない話題に花が咲く。そんなありふれた瞬間が、たまらなく愛おしいものとなっている。
「ひとりの労政担当として、人事担当として、まだまだ独り立ちできたとは思っていません。人事労務面の知識はもちろんですが、この仕事には消防法などさまざまな届け出関係の法律の知識も求められます。今の仕事に甘んじることなく、自己研鑽に努めることで、『世界最強』にふさわしい存在になりたいと思っています。」
ある1日のスケジュール
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7:30出社。メールチェック、スケジュールの確認。
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7:55ラジオ体操。
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8:00メールの返信や回覧物の処理。
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8:30事務課朝会。共有事項の確認、安全唱和を実施。
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9:00上司と打ち合わせ。会議資料について内容を確認。
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10:00資料作成。
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11:00資料作成に必要な情報について現場詰所でヒアリング。
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12:00昼休み。
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13:00資料作成、メール返信等。
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15:00研修報告会出席。Teamsで報告会に出席。
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17:00資料作成、メール返信等。
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18:30退社。
休日の過ごし方
職場の仲間とはプライベートでも仲がよく、休日は同期や先輩と遊びに行くことが多いです。海沿いの道は景観が素晴らしく、ドライブにはうってつけ。四国中の観光スポットを巡ったり、おいしいものを食べたりしています。写真は足摺岬周辺の旅館から撮影したものです。