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社員紹介
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技術系

山口 泰介

資源事業本部菱刈鉱山採鉱課
2014年入社 工学府地球資源システム工学専攻修了

源流

世界に誇る源流の技。
すべては、
ここから始まってゆく。

鉱山の現場で活躍したい。
広い世界に出たい。
選ぶべき場所はひとつだった。

大学では資源開発について学んだ。学部生時代の海外実習プログラムでは、みんなが嫌がるモンゴルの鉱山を自ら選んだ。鉱山で働きたい。海外でも活躍したい。その想いを叶える企業は、ただひとつだった。

「大型重機を動かして掘るだけ。一見、原始的な仕事に思われがちですが、そこにはさまざまな技術背景とロジックが存在します。そんな世界に魅せられました。国内に菱刈鉱山を持ち、海外の鉱山にも積極的に投資をしている。ここしかない。そう思いましたね。」

入社後の配属は、もちろん菱刈鉱山。商業ベースで大規模な操業が行われている国内唯一の金鉱山だ。ここで山口は坑内の操業管理・安全管理・採掘計画作成などの一連の業務を担当した。

「鉱石に含まれる金の割合が世界平均の10倍と高く、金の品位が非常に高いのが菱刈鉱山の特長。現在も1年間に約6トンの金を産出しています。その金をいかに取りこぼしなく、計画的に採掘していくか。さまざまな技術と知見を駆使して、現場に向き合っています。」

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何が起こるかわからない。
鉱山技術者は
未来をイメージする。

鉱山の現場では、あらゆることを想定した作業が必要不可欠だ。岩盤の崩落防止には、細心の注意を払わなければならない。閉空間であるため、ガスの充満にも気をつけなければならない。また、鉱石に含まれる金の割合も、実際に掘ってみなければわからない場合もある。

「安全を第一に、コストを最小限に抑える。鉱山の現場では、あらゆる事態を想定し、未来をイメージする力が求められます。苦労が多いからこそ、年間の生産計画を達成できた時には、この上ない達成感を味わうことができます。」

山口の現在のミッションは、菱刈鉱山に新たな技術を導入するための評価を行うこと。海外の鉱山では重機の操作などを自動化する試みが進んでいるが、菱刈鉱山でも次世代を見据えた検討が進められているそうだ。

「海外の露天掘り鉱山と違って、菱刈鉱山は坑道を掘って採掘するスタイルです。技術的にも、コスト的にも難しい面はありますが、労働人口の減少や技術承継の難しさを鑑みると、私たちの現場も、時代の変化に対応していかなければいけません。重機車両が無人で稼働している。いつの日か、そんな未来が来るのかもしれません。」

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日本で培った技術で
世界と勝負する。
自らの価値を証明せよ。

山口は7年間のキャリアの中で、2度の海外研修を経験している。とくにアメリカ・シェリータ銅鉱山での経験は、貴重な機会となったようだ。パートナー企業での研修という名目ではあったが、「お客様扱い」されることは、まったくなかったという。

「与えられたミッションの一つは、露天掘り銅鉱山における生産計画の立案でした。私と、現地の技術者が競い合い、より優れたプランが採用される。そんな場が用意されていました。日本での経験や知見をフルに活かし、でき上がった計画案は『こんな考え方があったのか』と絶賛され、見事に採用されることになりました。世界でも闘える。通用する。確かな自信を得た瞬間でしたね。」

日本の鉱山で、世界に誇る技術を培った。そのすべてを懸けて、掘り出した鉱石は、世の中を支える価値に姿を変える。そして、まだ見ぬ未来の源流となる。

「今後の目標は、海外の新規鉱山開発に携わること。何もない場所から、価値の源流を創り出す。そこには多くの困難があると思いますが、その分だけ、やりがいも大きなものになると思います。」

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学生へメッセージ

当社には、国内の鉱山で現場を学ぶ場があり、その技術をもって海外の現場に挑戦できる環境があります。「鉱山とはどういう場所なのか興味がある」「海外で挑戦してみたい」と思っている方は、ぜひ当社を志望してください。

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ある1日のスケジュール

  • 7:20
    出社。メールをチェック。1日のスケジュールの確認。
  • 7:45
    ミーティング。
  • 8:00
    新技術導入試験計画作成。
  • 10:00
    試験を行う業者とWeb会議で打ち合わせ。
  • 11:45
    昼休み。
  • 12:45
    業者との打ち合わせ内容整理。
  • 14:00
    新技術導入試験計画について、課内打ち合わせ(課内でアドバイスをもらう)。
  • 15:00
    課内打ち合わせ内容を整理し、試験計画を見直し。
  • 17:00
    退社。

休日の過ごし方

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アメリカでの研修時は、アクティブにいろいろなところを見て回りました。両親を招いて、グランドキャニオンに行ったり、ラスベガスを観光したり、近くの動物園に出かけたり。妻のママ友つながりで、ホームパーティーに招かれるなんてこともよくありました。「まさに、アメリカ」といった暮らしを満喫できました。